諏訪湖漁協(諏訪市)は二十三日、ワカサギを捕食する渡り鳥カワアイサを集中的に追い払う取り組みを諏訪湖で始めた。ワカサギを食害から守って、来春に採卵する親魚を確保する狙い。二十四日も続ける。
 漁協によると、今冬は十一月下旬以降、五百〜六百羽のカワアイサが諏訪湖に飛来。今月一日から毎日、当番の四人が追い払いをしており、飛来がピークを迎える時期に合わせて大掛かりに実施した。
 組合員三十人余がそれぞれの舟で沖に出て、湖内全域を分担して監視。湖に着水したカワアイサの群れを見つけては急接近して驚かせ、飛び立たせた。追い払いは午前八時から約七時間行った。
 諏訪湖では昨夏、ワカサギの大量死が発生した。生息数は回復したものの例年に比べて少なめ。コイやフナも減少したため、今冬は特にワカサギが狙われやすいという。
 武居薫組合長(67)は「ワカサギを守る手段としては今のところ追い払いしかなく、他の方法も考える必要がある」と指摘した。
 追い払いは諏訪湖が結氷するまで続ける。

 (中沢稔之)