全国の白山神社の総本宮である石川県白山市三宮町の白山比め(しらやまひ)神社で二十三日、新年に向けた大しめ縄作りがあった。氏子青年会の会員やOBら約二十人が、長さ六・五メートル、重さ約三百キロの大しめ縄を六時間かけて完成させた。二十九日に拝殿に掛ける。
 拝殿の大しめ縄は新年に合わせて毎年作り替えている。地元の水田で八月に青田刈りした稲わらが材料で、同会が十一月から準備を進めてきた。
 この日は表賢吾会長(43)らが青々とした稲わらを編んで作った大小のこもをつなぎ、中に稲わらを詰めて三本の縄を製作。十数人がかりでより合わせ、重厚感のある大しめ縄に仕上げた。
 作業の監督役を三十年近く務める氏子総代の高畠博信さん(70)=同市白山町=は「今年は開山千三百年を記念して白山に登った。元気に過ごせた感謝を大しめ縄に込めた。来年が参拝客の皆さんにとって平穏な年であるよう祈っている」と話した。 (谷口大河)