観光と文化の関わりを考える「文化で滋賀を元気に! シンポジウム」が二十四日、大津市におの浜のピアザ淡海であり、約七十人が集まった。県内の経済団体、文化団体などでつくる「文化・経済フォーラム滋賀」が年一回開いているシンポジウムで、今回初めて観光をテーマにした。
 兵庫県篠山市で古民家の再生を進める一般社団法人「ノオト」の金野幸雄代表理事を迎え、県内各地の関係者三人と、地域生活と観光をどう関わらせるかをテーマに討論した。
 高島市の「針江生水(しょうず)の郷委員会」の三宅進代表は、地域を観光地化しないよう住民と協議しながら限定的にツアーを開いてきたことを紹介。金野さんは「利益を気にするのではなく、生活の中に外からの人の流れが生まれるのを前向きに捉えることが大切」と語った。
 びわこビジターズビューローの林俊介さんは、自転車で琵琶湖を一周する「ビワイチ」について「『新しく自転車を買ったら琵琶湖を一周しよう』などの文化はもともとあった。これらとビワイチを結び付けたい」と展望を語った。
 (野瀬井寛)