花婿と花嫁が街中を練る花嫁道中が二十九日、七尾市の一本杉通りであった。青空が広がる中、たくさんの人に囲まれながら、新婚夫婦が晴れ着姿で通りを歩いた。同日から始まった花嫁のれん展に合わせて開かれ、七尾市八田町出身の会社員石井昌仁さん(25)と会社員彩香さん(25)=ともに金沢市=が臨んだ。(松村真一郎)
石井さん夫妻 七尾・一本杉通り練る
 「民謡扇の会」の高崎晴重主宰(67)が、江口登章さん(75)の尺八に合わせ、花嫁行列の際に歌われる「長持唄(ながもちうた)」を披露する中、昌仁さんと色打掛(いろうちかけ)姿の彩香さんは、仙対橋を出発。青柏祭で山車を奉納する魚町の木遣(きや)りも歌われ、沿道の観客に時折笑顔を見せながら、二人はゆっくりと歩を進めた。
 花嫁のれん館では、白無垢(むく)姿に着替えた彩香さんが、地元に伝わる婚礼風習「花嫁のれん」に従い、のれんくぐりに臨んだ。道中では、大勢の観客が見守り、手を振ったり写真を撮ったりしていた。
 昌仁さんは「たくさんの人に祝福いただき、うれしい気持ちでいっぱい」、群馬県高崎市出身の彩香さんは「市民の方々に見守られ、高崎から嫁いできて良かったと思う」と話した。
 花嫁のれん展は、五月十三日まで開かれ、一本杉通りの商店や個人宅など六十軒に計百七十点を展示する。(問)花嫁のれん館0767(53)8743