鳥羽商船高専(鳥羽市池上町)の学生チームが開発したアプリ「とばまっぷ」が、全国高専プログラミングコンテストの課題部門で二位にあたる優秀賞に輝いた。チームは来年三月、ベトナムで開かれる世界大会に出場する。
 アプリは少子高齢化や人口減少が進む中、将来の人口分布予測などを施策に生かそうと、鳥羽市が包括連携協定を結ぶ同校に、データの「見える化」用のシステム構築を要請していた。
 開発したのは制御情報工学科三、四年生の五人チーム。グーグルマップをベースに、地図上の世帯ごとに家族構成や年齢などのデータを取り込み、十年後の子どもの学年、地区ごとの高齢化率などをシミュレートできる。また、津波避難所ごとの避難者の分布、浸水の可能性なども予測する。今月四日にはパソコン画面を使い、市幹部にも披露された。
 コンテストは宮崎県都城市で十三、十四日にあり、予選を通過した二十チームが機能のプレゼンをした。同校は昨年まで三年連続で最優秀賞を獲得しており、代表の高橋剛さん(18)は優秀賞に「できれば後に続きたかったので残念だが、評価されてうれしい」と話した。とばまっぷは二つの協賛企業賞にも輝いた。
 日本の高専教育を導入したベトナムなど四カ国で競う世界大会には、上位六チームの日本代表として臨む。
 鳥羽市は、とばまっぷに住民基本台帳のデータを入力し、施策に生かす。中村欣一郎市長は「素晴らしいシステムの構築はありがたい。受賞おめでとうございます」とコメントした。
 (西山和宏)