福井の味覚を楽しめる催しが十六日、県内各地で開かれた。「越前がに」の漁が解禁されたのを受けて、越前町と坂井市三国町では恒例の販売イベントがあり、多くの人でにぎわった。
◆越前かにまつり「極」めて 越前町
 越前町厨(くりや)の道の駅越前では、「越前かにまつり2019」と銘打って開催。雌のセイコガニが丸ごと一匹入ったカニ汁の販売は毎年の目玉企画で、午前と午後に各三百食限定で提供している。一杯五百円の引換券を求め、初日は早朝から列ができた。
 会場内では、カニを使った丼やグラタンなどの屋台も人気を集めたほか、最高級ブランド「極(きわみ)」に認定されたカニの生態展示もしている。
 十七日は午前九時〜午後四時に開催。カニ汁は初日と同様に午前九時半と午後一時半から、引換券を販売する。実行委によると、午前の販売は特に混雑が予想されるため「午後の方が狙い目」という。
 (玉田能成)
◆三国でもカニ汁大人気
 坂井市三国町の三国サンセットビーチでは「三国湊かに祭り」として開き、町内の鮮魚店などが軒を連ねる魚介類販売コーナーでは、生やゆでたてのカニがずらりと並んだ。市価の七〜八割で販売し、「安いよ」と威勢のよい掛け声が響く中、トロ箱いっぱいに買い求める人も見られた。
 アマエビや地元産野菜が入った「漁師鍋」の無料サービスには、提供前から長蛇の列ができた。セイコガニ一匹が入った「カニ汁」も人気で、来場者たちは丁寧に身を出しながら熱々を味わっていた。鮮魚店や飲食店でつくる実行委員会が主催。蒲生峻也実行委員長(28)は「福井を代表する味覚の王者をぜひ味わってほしい」と話した。祭りは十七日まで。
 (藤井雄次)