お笑いコンビ「とろサーモン」の久保田かずのぶ(45)が初の自叙伝「慟哭の冠」(KADOKAWA)を21日、発売した。

 久保田は、高校の同級生だった村田秀亮と2002年にとろサーモンを結成。「M―1グランプリ」準決勝で9回敗退するなど苦汁をなめ続けた。その間に妻は家を出ていき生活はどん底へ。そんな中、挑戦のラストイヤーとなる2017年に初めて「M―1」決勝に進出し優勝を果たした。同書は、久保田が17年から書きつづってきた思い出いっぱいの自叙伝だ。

 「リスペクトしている先輩の笑い飯哲夫さんから『文章うまいね、いつか読んでみたい』と言われたのがきっかけ。17年から書きためてきたものです」といい、作品のテーマは「必死じゃない大人はいないわけで、読み手の人にも目標や夢がある。僕もそれは同じだった。(夢に向かって)しんどいところ、苦しいところを伝えて、読む人の原動力、起爆剤になったら」と語り、自身の体験を読者の人生の応援歌にしたいという。

 本書で触れている「M―1」の今については「オリンピックの次ぐらいに盛り上がってるんじゃないか。お医者さんでも公務員でも思い出作りでも、どんな形での参加でもいいと思う。頑張った人は平等に報いられる。でも1000万円は2人しか取れないもの」と振り返っていた。