アイドルグループ「TOKIO」の長瀬智也(41)が、TBS系の来年1月期連続ドラマ「俺の家の話」(金曜午後10時)に主演することが決定した。長瀬は3月にジャニーズ事務所を退所するため、ジャニーズ所属では最後の連ドラとなる。脚本は宮藤官九郎(50)。TBSドラマでは磯山晶プロデューサーとともに「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「タイガー&ドラゴン」(05年)、「うぬぼれ刑事」(10年)に次いで11年ぶり4度目の強力タッグを組む。

  映画「真夜中の弥次さん喜多さん」(2005年公開)や、「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」(16年公開)でも宮藤とタッグを組んで主演を果たした長瀬。さまざまな役でクドカン色に染まってきたが、今作は宮藤のオリジナル脚本による王道のホームドラマ。演じるのは「ブリザード寿」というリングネームで活躍する現役プロレスラーの観山寿一(みやま・じゅいち)だ。

 磯山プロデューサーは「このドラマは、長瀬くんと長期にわたって相談してきた企画であり、彼本人の思いもたくさん詰まっています。宮藤くんとは、とにかく『現時点での長瀬智也の最高傑作を作ろう!』とずっと話し合ってきました」と明かす。

 かつては大規模プロレス団体に所属し、プエルトリコチャンピオンまでいった寿一だったが、ケガや年齢もあって今は小規模な団体で細々と試合に出ている。二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」保持者で人間国宝の父・観山寿三郎の後を継ぐと期待されていたが、あまりにも厳しい指導に反発し、家を飛び出していた。

 その父が危篤となり、20年以上ぶりに家族と再会。奇跡的に一命を取り留めた寿三郎は、傍らに立つ介護ヘルパーの女性を紹介し、彼女と婚約し遺産もすべてこの女性に譲ると宣言。実力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退、実家に戻り寿三郎の介護を手伝うことに。家族と謎のヘルパー女性を巻き込んで、介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴る。

 長瀬は「『俺の家の話』で主演をやらせていただくことになりました。そして、磯山プロデューサーと宮藤さんと11年ぶりにタッグが組めて幸せに思います。演じる気持ちは『IWGP(池袋ウエストゲートパーク)』のころと何も変わりません。42歳の思い出にさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします」とコメントを寄せた。

 宮藤も「僕にとっては長瀬くん自体が、連載少年マンガの主人公のような存在です。まだまだ描ける、いくらでも描ける、描きたいと思わせてくれる。落語好きのヤクザ、恋愛体質の刑事、地獄の鬼。どんな無理な設定でも、絶対面白くしてくれる。『長瀬くんと次やるなら、プロレスラーが親の介護をするホームドラマがいいです』。こんな提案を受け入れてくれるプロデューサーは磯山さんだけだし、なんの疑問も持たずに肉体作りに励んでくれるのは長瀬くんしかいません」と黄金トリオの化学反応に期待を寄せた。