女優の高畑充希(29)が18日、東京都内で主演映画「浜の朝日の嘘つきどもと」(タナダユキ監督、9月10日公開)の完成報告イベントに出席した。

 福島県南相馬市で約100年の歴史がある実在の映画館「朝日座」が舞台。東日本大震災で傷ついた過去も背負いながら閉館寸前の映画館を守ろうと奮闘する主人公を演じた高畑は「コロナ禍のステイホーム後、最初の仕事だったので、その時の自分の肌にピタッとつく役だった」と昨夏の撮影を回想。「とっても温かい映画ができた。これで全国の映画館が元気になったらいいな」とアピールした。

 自身の映画館にまつわる思い出を尋ねられた高畑は東京都渋谷区のミニシアター「アップリンク渋谷」の名前を挙げて「ソファのような座席で寝落ちする瞬間が至福だった。なくなるのは寂しい」と20日の閉館を惜しんだ。

 主人公の恩師を熱演したお笑いコンビ「オアシズ」の大久保佳代子(50)は「私の女優史上、一番ボリュームのある役をやりました」と胸を張った。膨大なセリフ量に苦しんで高畑から「台本を置いて読んじゃえば?」とアドバイスされたことも明かした。タナダ監督から同役を大久保以外に考えられず断られる心配もしていたと告げられると「いとうあさこにいってたんじゃない?」とジョークで笑わせた。