アイドルグループ「私立恵比寿中学」(エビ中)が25日、埼玉県小鹿野町の秩父ミューズパーク野外ステージでライブ「ちゅうおん2021」の初日公演を開催。新メンバー3人が5月に加入し、9人体制になって初めて全員がそろってパフォーマンスを展開した。さきごろ相次いで5人が新型コロナに感染、26日の同ライブをもって柏木ひなた(22)が一時休養を発表するなどエビ中激動の4カ月をバネに結束力を高めた姿をファンに見せつけた。

 9人が念願のライブステージで輝いた。エビ中にとっていいことも、つらいことも、何よりもファンに感じさせた不安を吹き飛ばし、9人のクオリティーを示す様に昼夜2回の公演を成功させた。ファンもコールなし、光り物なしで、生演奏によるバンドをバックに着席で純粋に歌を中心に楽しむ「ちゅうおん」を堪能、不安は消えたことだろう。

 8月に配信リリースされ、現在ストリーミング約1500万回再生のヒットとなった「イヤフォン・ライオット」や7月に一発撮りのパフォーマンス映像を公開するYouTubeチャンネル「THEFIRSTTAKE」で披露した「なないろ|THEFIRSTTAKEver.」のほか、「ちゅうおん」ならではの各メンバーのソロによるカバー曲コーナーなど全24曲を歌い上げた。

 この4カ月の出来事がメンバーの胸に去来したはずだ。

 5月5日の有料配信ライブで7000人から選ばれた桜木心菜(16)、小久保柚乃(14)、風見和香(14)の3人の加入を発表。

 昨年秋から悪性リンパ腫のため療養し「THEFIRSTTAKE」でメディア復帰した安本彩花(23)にとってはこの日が初のフルメンバーでのライブステージだ。

 また今夏、エビ中はコロナ禍に苦しめられた。7月26日には小林歌穂(21)と中山莉子(20)の感染を公表、翌27日に柏木、30日に星名美怜(23)、8月6日には風見と12日間で5人のメンバーが感染。当初、新メンバーお披露目ステージに予定されていた8月に横浜市内で開催予定だった「ファミえん2021」はコロナウイルス感染拡大の状況から中止となった。

 安本はライブで「気持ちいい風と鈴虫と共に楽しく歌いたいと思います!」と元気にあいさつ。新メンバーの小久保は「(お客さんが)いっぱいいる!」と独特な表現で初々しく感謝の気持ちを表現した。

 26日も同所で昼夜2回公演を行う。