◇8日 オープン戦 広島0―1ヤクルト(マツダ)

 ヤクルト・奥川恭伸投手がオープン戦初登板で好投した。広島打線を相手に5イニングを4安打無失点。開幕ローテーション入りへ前進した。

 らしさが光った投球だった。奥川がオープン戦初登板で5イニング無失点と好投した。「ボールの強さで勝負」をテーマに、テンポよく無四球でしのいだ制球も光った。

 「結果が出たのはよかった。ストライクゾーンでどんどん勝負していくことを意識して投げました。少ない球数で長いイニングを投げるのはすごくいいこと。ストライクゾーンで勝負していった結果だと思います」

 球数は52球で三振は2つ。打たせてとる「エコ投球」で凡打の山を築いた。さらに招いたピンチも冷静に対処した。1回1死から矢野に右翼線への三塁打を許しながらも続く小園を三邪飛、ファビアンを遊ゴロに打ちとって失点を回避。5回に2死一、三塁のピンチを背負ったが、中村奨をスライダーで空振り三振に仕留めて窮地を脱した。

 2月中旬に下半身の不具合を訴えた奥川は、1日の巨人との2軍戦で今季の実戦に初登板。2イニングを無失点に抑えてから中6日の登板で順調な調整ぶりをアピールしても手綱は緩めなかった。開幕までに「もう少しリズムを上げていきたい。細かいところの修正をやっていかないといけない」と強調。気を引き締めた。

 次回は18日の阪神戦(神宮)の予定。万全の調整で開幕ローテをつかみ取る。