ボクシング・トリプル世界戦(13日、東京・両国国技館)の一夜明け会見が14日、東京都内で行われ、WBA・WBCフライ級王座を統一した寺地拳四朗(33)=BMB=と、WBO同級王座を防衛したアンソニー・オラスクアガ(26)=米国、帝拳=が登壇した。
WBA王者ユーリ阿久井政悟(29)=倉敷守安=との歴史に残る激戦を12回TKOで制した寺地は、腫れを隠すサングラスで登場。「ほんとにユーリ選手は強くて、僕も結構必死で戦って、内容をそこまで詳しく覚えているわけじゃないですが、最後ほんとに行くところで行けてよかったと思います」と、ほっとしたような笑みを浮かべた。
序盤は相打ち覚悟で果敢に攻めるユーリ阿久井に押される場面が目立った。中盤も一進一退の激戦だったが、流れが変わったのは8回。ユーリ阿久井の出足がわずかに鈍ってきたのを見た加藤健太トレーナー(三迫)が、下がりながら引き込んで戦う作戦を選択。寺地は見事にそれを遂行し、粘るWBA王者からわずかに主導権を奪ってフィニッシュにつなげた。
加藤トレーナーは「あの選択が早かったら足が生きていてつかまっていただろうし、遅かったら最終回のシーンはなかった。ギリギリのタイミングでした。ユーリ選手、本当にすごかった」と胸をなで下ろした。
今後はスーパーフライ級に挑みたい考え。14日のリングに続いてこの日も「ジェシー・ロドリゲス(WBC同級王者)は本当にやりたい。決まってくれたらうれしいです」と、パウンド・フォー・パウンド(全階級最強ランキング)でリング誌6位につける世界的強豪との対戦をアピールした。
「井岡一翔選手(前WBA同級王者、志成)とも、井岡選手がタイトルを取ったらやりたい。スーパーフライ級のほうが魅力的です。もちろん状況次第ですけど、ビッグマッチをやっていきたい」と寺地。死闘の翌日でも、その目は未来を見据えていた。


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