阪神は16日、東京ドームで開催されたドジャースとのプレシーズン戦に3―0で完封勝利。前日の15日も、カブスを同じく3―0で下し、存在感を見せつけた。

 本気度の低いプレシーズン戦とはいえ、『ジャイアントキリング』の連続に、米メディアも称賛を惜しまなかった。ドジャース地元紙のロサンゼルス・タイムズは「シーズン開幕前の最終調整で、ドジャースが阪神タイガースに倒される」と見出しを打った。

 「おそらく阪神タイガースこそ野球界における本物の『evil empire(悪の帝国)』だ。プレシーズン戦でカブス相手に完封勝利を収めた翌日、昨季のワールドシリーズ王者でロースター年俸総額4億ドル()のドジャースをも完封で破った」

 『悪の帝国』とは、2002年に当時レッドソックスのルキーノ球団社長が映画「スターウォーズ」になぞらえ、宿敵ヤンキースをそう呼んだことが始まり。これ以来、圧倒的な戦力を誇示するチームの呼称として定着し、近年はドジャースが米メディアやSNSでそう呼ばれている。

 同紙はヒーローに阪神の先発右腕・才木浩人(26)を挙げ、「プロ6年間で通算防御率2・41の右腕が、ドジャース戦で最高の投球によりチームを引っ張った。5回無失点、7奪三振の皮切りは大谷翔平が相手で、5回まで安打を許さなかった」とした。

 また、米エッセンシャリースポーツは「すまない。阪神タイガースよ。ヒロト・サイキの未来はドジャースの一員だ」と、いずれはドジャースが才木を獲得するだろうと報じた。才木は昨年末、「28、29歳で」メジャー挑戦したいとの意向を阪神側に伝えたと報じられている。

 一方、AP通信は「阪神タイガースは、日本での2日間でナショナル・リーグ最強のチームに見えた。現在の日本野球が史上最強であるもう一つの兆候として、タイガースはカブスとドジャースを撃破。さらに印象深かったのは、2試合ともに無失点だったことだ」と報じた。