名古屋グランパスは16日、富山県総合運動公園陸上競技場でJ2富山とのルヴァン・カップ2回戦に臨む。攻撃の軸として期待がかかるMF森島司(27)は「やりやすい」というMF浅野雄也(28)、主将のMF和泉竜司(31)との三重県出身トリオのホットラインで勝機をつかむ。チームは15日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで調整した。

 MF森島が躍動すればチームに血が通う。前線でボールをキープし、決定的なパスが出せる司令塔は言う。「ボールを取った後、みんなが顔を出して怖がらずにパスを受けて前進していく。良い守備をしても、それができなかったら意味がない」

 完敗だった12日のG大阪戦の反省からチームは原点回帰。「奪う位置が高ければ高いほど攻撃も簡単になるし、前線も前残りができて後ろからのパスが入ってくる」。中盤に引き込んで奪おうとする”立ち会いの変化”は不要。持ち前のアグレッシブな前からの守備を相手にはめていくことが最善策だと共有した。

 その「後ろからのパス」を良い攻撃につなげていくのが背番号14のミッション。逆サイドに展開したり、ゴール前にスルーパスを届けたり。その受け手になることが多い同じ三重県出身のMF浅野には「ゴール前に特長がある選手だし、中盤でも器用にやってくれるので、すごくやりやすい。パスもうまい」と信頼を置く。

 前線でも左サイドでもプレーできるMF和泉が出れば「彼はボールを失わずに前進できる。起点もつくってくれるので、逆サイドで仕留めるのが大事」と連係は確認済み。今季、MF浅野の声かけで発足した3人による「三重県会」。昨季ルヴァン杯王者として必勝が求められる一戦で、勝利につながる好連係を見せる。