◇1日 国内男子ゴルフ 中日クラウンズ第1日(愛知県東郷町、名古屋GC和合C)

 岩崎亜久竜(27)が4バーディー、1ボギーの3アンダー、67で回り、今野大喜(28)=フロンティアの介護=と並んで首位発進した。過去2度の出場はいずれも予選落ちしている苦手なはずのコースの克服はなるか。ツアー通算20勝を誇る57歳のベテラン、谷口徹が11番パー4でイーグルを奪うなどし、1アンダーの6位につけた。

 強烈な飛距離とアグレッシブな攻めが持ち味の岩崎が、ひと味違ったゴルフを見せた。ボギーはわずかに1つだけ。この日の難易度が2番目に難しかった170ヤードの4番パー3で「グリーンの右手前のバンカーに入って2オンしたけど、5メートルのパーパットが入らなかった」と振り返った。

 この日のテーマは「ピンは狙わない」。ショットの曲がり幅を計算し、その範囲内で打ち、必ずグリーンに乗せる。「これだけ難しいコースに風が吹いたら、いかにボギーを打たずに、パーを取っていけるかだけを考えた」。いつものゴルフを忘れ、アグレッシブさのかけらもない堅実なプレーでスタートダッシュに成功した。

 意識改革のきっかけは4月28日にオンラインで受けたゴルフの講習会。タイトリストの主催で同社の契約アマゴルファーからマネジメントの大切さを教わり、難コースの和合で実践した。

 「マネジメントって考え方がいっぱいあって、正解がないでしょ。だったら、いろいろな人と話した方がいいのかなって思った」。この素直さが成功へとつながった。

 「確かにウエッジを持つと、ピンを狙いたくなります。でも言い聞かせました。『(狙いは)ピンじゃないぞ』って」

 2023、24年とも予選落ちとコースとの相性はよくない。プレーへの意識を変えた岩崎に、三度目の正直はあるか。