日本サッカー協会(JFA)は1日、オランダのユトレヒトで開催する国際親善試合(9日・カメルーン戦、13日・コートジボワール戦)に臨む日本代表25人を発表した。MF久保建英(19)=ビリャレアル=やMF南野拓実(25)=リバプール=らが名を連ね、DF菅原由勢(20)=AZアルクマール=が初招集された。

 欧州を主戦場とする主力の参戦は昨年11月のベネズエラ戦以来11カ月ぶり。積み上げてきた戦術、連係といった“財産”は、もしかしたら空っぽかもしれない。だから、森保監督は今遠征のテーマを問われ、真っ先に「基本コンセプトの確認と意思統一」と答えた。

 当初は30人前後の大量招集を目指し、東京五輪世代の同時強化も模索した。ただ、Jリーグ勢に加え、好調のMF橋本(ロストフ)、FW浅野(パルチザン)を入国制限の影響で呼べず、9日のカメルーン戦前の全体練習も「実質、2日間しかできない」(森保監督)。厳しい条件下で目新しい選考はなく、コアグループの意識付け、チームの原点を磨き直し、日の丸を背負って戦う意義を呼び起こさせる作業を優先した格好だ。

 2日前、森保監督はこんなことを語っていた。

 「目標の再確認をピッチ内外でできればいい。アジア予選に向けて、そして、最終目標はW杯ベスト16の壁をぶち破り、最高成績を収めるということを」

 早ければ、来年3月にもW杯アジア2次予選が再開する。今回のオランダ遠征は、その先の最終予選、W杯本大会をも見据えたチーム再構築の重要な出発点となる。(松岡祐司)