ラグビーの男子7人制日本代表候補の東京・府中合宿が29日、新型コロナウイルス感染拡大後、初めて報道陣に公開された。この日は試合形式の練習を敢行。7分×2ハーフでタックルあり、当たりありの実戦練習を行った。練習後にオンライン取材に応じた林大成(28)=日本協会=は「試合の強度、フルコンタクトでプレーするのがラグビー選手として一番楽しい時間。試合をできたのは良かった」と笑顔を見せた。

 東京五輪出場を目標に所属していたキヤノンを退社した林は、日本協会との直接契約で7人制に専念している。それだけに、東京五輪が延期になり、開催可否も分からない時期にはモチベーションの維持も難しくなったが、「自分のアスリートとしての価値は五輪だけではないし、そうであってはいけない。五輪がなくなったと仮定したとき、何をすべきかを考えたら自分のパフォーマンス、取り組んできたステップのレベルを上げていくことが大事。それは東京五輪がどうなろうと変わらない」という結論に到達したという。

 アメフト選手とステップで勝負した動画をユーチューブで公開するなど、競技の枠を越えた活動を続ける個性派ラガーマン。五輪の舞台は、自身と7人制の価値向上に取り組んだ先に見えてくればいい―今はそう思っている。