ボクシングのバンタム級ノンタイトル8回戦が14日、東京・後楽園ホールで行われ日本スーパーフライ級3位の川浦龍生(27)=川島=が田之岡条(27)=小熊=に3回1分6秒TKOで勝ち、デビューから無傷の9連勝(6KO)を飾った。3回に狙い澄ましたカウンターの左ストレート一発で倒し、ダメージが深いとみたレフェリーがすぐ試合を止める鮮やかなワンパンチKOだった。敗れた田之岡は15勝(1KO)8敗5分けとなった。

 「いいタイミングで入ってくれた。倒れた瞬間に立ち上がってこられないと思ったので、喜んじゃいました」と、川浦は目尻を下げた。田之岡は2013年の同級東日本新人王で経験も豊富な相手。そんな試合で完璧に倒しきる内容に、ジムを率いる元WBC同級王者の川島郭志会長も「スパーリングでも驚くほどのカウンターのタイミングを見せることがある。それが(試合用の)小さいグローブだとこうなるんだ、と思いましたね」と、舌を巻いた。

 バンタム級は対戦相手に合わせたもので、今後もスーパーフライ級で1、2戦後には日本などのタイトル挑戦を目指す。川島会長と同じ徳島県出身でボクサースタイルの「アンタッチャブル2世」はここからさらに上へと駆け上がる。