◇17日 春季高校野球関東大会準々決勝 桐光学園1―0関東学園大付(山日YBS球場)

 桐光学園(神奈川)のプロ注目右腕、中嶋太一投手(3年)が144キロもマークした直球とフォークを低めに集め、6回から4イニングをパーフェクト投球。7失点した日大三戦から中1日で修正した。「調子がいいときは上がる左手が上がっていなかったので見直しました」と言い、先発左腕の渋沢康羽投手(3年)と零封リレーした。

 開幕直前に、還暦祝いの背番号60の赤いユニホームをチームから贈られた野呂雅之監督も「リリースポイントが安定していて、いままでで一番安心して見ていられた」とエース中嶋を絶賛。打線は4安打と苦しみながらも、6回に篁(たかむら)哲郎内野手(3年)が決勝右前打。還暦Vにも一歩前進した。

 神奈川県大会決勝の東海大相模戦で4失点した中嶋は、「1番になる」との思いで帽子のひさしに書いている「一」の字を、関東大会前に「太一」の名前通りに太く書き直した。

 “極太の1番”になるべく「夏までにアベレージで145キロを出したい」と誓う148キロ右腕を、中日の小山スカウトは「ストレートが力強い」と評価した。