ラグビー日本代表に初選出されたCTB長田智希(23=埼玉)が24日、オンラインで会見し、抱負を語った。
長田は「日本代表は目標にしてきたところなので、うれしい思いはあるけれど、それ以上に『やらなきゃ』という気持ちが強い。まず目指すラグビーを理解して、そこに対して自分の強みをどう出してチームに貢献していけばいいかを考えたい」と心境を明かした。
長田は京都府出身で、大阪の東海大仰星高に進み3年で主将として全国制覇。早大では2年で大学日本一を達成し、4年では主将も務めた。日本代表への意欲は常に持っていたが、現実的に意識し始めたのは埼玉に入団してからだという。
「リーグワンの試合に出て、トップ選手と一緒にプレーして、自分も手の届くところにいるんだなと自信がつきました」
埼玉にはFW堀江翔太や稲垣啓太、BKの松田力也ら日本代表の常連に加え、南アフリカ代表のCTBデアレンデ、オーストラリア代表のWTBコロインベテら海外の代表でW杯を目指す選手も多く、長田は「次はこういう選手と戦うんだと思うとワクワクします」と目を輝かせた。
埼玉ではCTB、WTBの両方でプレーするが、日本代表ではCTBの予定という。長田本人は「フィジカルで海外の選手と戦えるところを見せれば代表争いに絡めると思う。強みはボールをもらう前の動きで相手をずらすこと、ディフェンスでは相手の動きを予測して穴を埋めていくこと。シーズン中は筋力トレーニングをあまりできなかったので、筋トレやフィットネスをしっかりやって合宿に臨みたい」と意欲をみせた。