中日のドラフト1位ルーキーの石川昂弥内野手(18)=愛知・東邦高=が26日、オリックスとの2軍練習試合(ナゴヤ)に「4番・三塁」でスタメン出場した。前日には初の1軍戦を経験し、第2打席では再出発の一打となる中前打を放つなど、3打数1安打1盗塁。なお、試合は0−1で中日が敗れた。

 出直しの思いを凝縮した打球が、中前に転がっていく。4回無死で迎えた石川昂の第2打席。2ボール1ストライクから、オリックスの右腕・榊原の投じた143キロ直球を鋭いスイングではじき返した。

 「しっかりと狙い球を決めていきました。ゴロになっちゃいましたけど、狙っていたボールを一発で仕留められた」

 すかさず二盗も成功させ、次の塁を狙う高い意識も披露。再出発の一撃は1軍で経験した反省点を生かしたものだった。1軍初実戦となった25日の巨人戦(ナゴヤドーム)で3打数無安打の2三振。晴れ舞台で1軍の投手の直球と変化球のコンビネーションの前に翻弄(ほんろう)された。

 高校時代とは違う直球と変化球のキレに「プロでは真っすぐか変化球、どっちを打つのか決めていかないといけない」とあらためて実感。この日は打席ごとに狙い球を絞り、第2打席は心に決めていた直球を一振りでとらえた。

 この試合を観戦した与田監督も「打席の中でも変化球待ちなのか、真っすぐ待ちなのか。課題を持って打席に入っているのはすごく感じました」と高評価。「こういったことはどんどん数多く経験していって、日々成長している」と続けドラ1ルーキーの姿に目を細めた。