■乃木坂週刊映画

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乃木坂週刊映画、今回は能條愛未さんにアカデミー賞受賞作品『アメリカン・ビューティー』について語って頂きました。

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映画『アメリカン・ビューティー』作品概要

アメリカン・ビューティー (字幕版)

あるサラリーマン家庭の崩壊劇を通して、現代アメリカの理想的家族の裏側に潜むそれぞれの孤独や不全感をシニカルな眼差しで描き出す。郊外住宅地で妻と高校生になる娘と平和に暮らすレスター。ところがある日、勤めていた広告代理店からリストラ宣告を受けてしまう。これをきっかけに、一見幸せに思えた彼の日常の歯車が少しずつ狂い始め…。

監督=サム・メンデス

出演=ケビン・スペイシー=アネット・ベニング=ソーラ・バーチ=ウェス・ベントリー=ミーナ・スバーリ=ピーター・ギャラガー=クリス・クーパー=アリソン・ジャネイ=スコット・バクラ=サム・ロバーズ

恋の力って凄いな

今回はシネマズの編集部さんにこの作品をお勧め頂いて鑑賞しました。

洋画で重めの作品とは聞いていましたが、映画はコミカルな感じで始まったので「意外と普通の家族の物語なのかな?」と少し思いもしました。最初は。

主人公のレスターは絵に描いたようなダメ親父。寝起きは悪く、会社までは妻の車で送ってもらい(車中も爆睡)、会社での仕事も何となくこなしているだけ。

そんな彼が娘が所属するチアリーディングのチームメイトにまさかの恋をしてしまう。ダメ親父が10代の女の子に恋をする、しかも娘の友人ということで大問題に。

しかし、その一目惚れによってレスターは激変。

運動を始め筋肉質な身体に。性格まで変わり、思っていることをぶちまけるオープンな性格に。それによって家族や周囲の歯車が狂っていきます。しかしレスターは周りへの迷惑など顧みずにひたすら清々しく自分磨きをしてイケてる親父に大変身と遂げます。

一目惚れでここまで変われるなんて「恋の力って凄いな」と素直に思いました。

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家庭崩壊を描きながらもどこかリアル

この映画は『アメリカン・ビューティー』というタイトルですが、家庭崩壊を描いています。

映画の結末は私が予想した以上に衝撃的で、全く予想できないものでした。

しかし、この映画で描かれている家庭崩壊や夫婦間の問題というのはどこの家庭でも起こり得るものなのではないかとも思いました。

昔はカッコ良かった旦那がダメ親父に。

昔は可愛かった妻は不倫に走る。

可愛かった娘は反抗期で口を聞いてくれない。

こういうことは現実でも起こり得るなと思いました。

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主人公レスターと娘ジェーンは解放された?

映画は最悪の結末を迎えますが、全員が全員最悪の結果になったかと言うとそうでもないのかなと私は思いました。

主人公レスターは娘の友達のアンジェラに恋したことで、本当の自分を取り戻したのだと思います。また娘のジェーンは反抗期で、常にムスッとしていましたが、隣に住む高校生のリッキーと心を通わせ始めたことで表情は豊かになっていきました。つまり人間らしくなっていったなと思いました。

特にレスターの結末は、ある意味彼が望んだ最上級の結末だったのではないかと私は思いました。彼が最後に残した表情は笑顔。その笑顔は、様々な悩みや呪縛から解放されたように見えました。

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次回は引き続き『アメリカン・ビューティー』について。それぞれのキャラクターについて能條さんが感じたことをお伝え致します。

どうぞ来週土曜日もお楽しみに。

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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:HIRO SATO)

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)

能條愛未 公式写真能條愛未 1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

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