近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、インテリア・デザイナーとしても著名な女性建築家アイリーン・グレイの間に隠された波乱万丈のストーリーを描く映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』の予告動画解禁となった。

2人の天才建築家の惹かれながらも相克する関係

ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ

モダニズム華やかなりし1920年代、のちの近代建築の巨匠ル・コルビュジエは、気鋭の家具デザイナーとして活躍していたアイリーン・グレイに出会う。彼女は恋人である建築評論家のジャン・バドヴィッチとコンビを組み、建築デビュー作である海辺のヴィラを手掛けていた。陽光煌めく南フランスのカップ=マルタンに完成したその家はル・コルビュジエが提唱してきた「近代建築の5原則」を具現化し、モダニズムの記念碑といえる完成度の高い傑作として生みだされた。当初はアイリーンに惹かれ絶賛していたル・コルビュジエだが、称賛の想いは徐々に嫉妬へと変化していく。そして1938年、事件は起こる。ル・コルビュジエは、アイリーンの不在時に何の断わりもなく、邸内に卑猥なフレスコ画を描いてしまう。これを知った彼女はル・コルビュジエの行為を「野蛮な行為」として糾弾し、彼らの亀裂は決定的なものになった。その後、大戦とともに、は人々から忘れられ、打ち捨てられてしまう。戦後、すっかり荒れ果てた物件は、競売にかけられる。海運王アリストテレス・オナシスも参加したこの物件を買い戻すために奔走したのは、他でもない――ル・コルビュジエだった。

ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ サブ

映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエと、インテリア・デザイナーとしても著名な女性建築家アイリーン・グレイの間に隠された波乱万丈のストーリーを描いた作品。モダニズム華やかなりし時代に生きた2人の建築家の人生を、実際の建築や家具などを用いながら眩しい映像美でつづる。

ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ サブ2

アイリーン・グレイをBBCの人気ドラマ「MISTRESS<ミストレス>」のオーラ・ブラディ、ル・コルビュジエを『ヒトラーへの285枚の葉書』などの監督としても活躍するヴァンサン・ペレーズ、グレイのもう一人の恋人で、当時フランスで歌手として名をはせたマリサ・ダミアをアラニス・モリセットが演じる。メガホンをとるのは『スキャンダルの天才』『マン・オン・ザ・トレイン』のメアリー・マクガキアン監督。

このたび本作の予告映像が解禁となった。

ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ サブ3

映像は、ヴァンサン・ペレーズ演じるル・コルビュジエが「私の建築は人々の暮らしを変えた。だが、彼女はこの世界自体を完全に変えてしまった――アイリーン・グレイだ」と、アイリーンについて語る言葉で始まる。かの有名なル・コルビュジエの言葉「住宅は住むための機械である」をアイリーンが真っ向から否定する一幕や、「芸術と違い、愛には自信がないんだ」と“巨匠” ル・コルビュジエが人間らしい本音を覗かせる場面もあり、惹かれながらも相克する天才建築家2人のただならぬドラマを感じさせるものとなっている。

映画『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』は2017年10月14日(土)より、Bunkamura ル・シネマほか、全国順次公開。

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