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映画の濡れ場について、書かせて頂いた2か月間。

8月からは180度違うジャンル。「格闘技」について、広く浅く書こうと思います。

男と格闘技の関係は切っても切れないもの。

かくいう私も、ロシアの格闘技「システマ」などを習っています。

「え? なんで芸人のくせに格闘技なんてしてるの?」

そう聞かれる事もあります。

僕から言わせれば、

草野球するくらいなら「キックボクシング」草サッカーするくらいなら「サンボ」ゴルフするなら「システマ」

大人になって、全く思うように動かない体を1から動かすのは気持ちのいいもの。

そして格闘技してる芸人がよく言う

「偉そうな先輩とかスタッフとか、やろうと思えば全員殺せるからな」

これにつきる。

売れてない芸人なんて、人間に非ずな扱いを受ける訳です。

グリングリンに優しくない弄りの業火に焼かれる事もある訳なんです。

「ちょっと待ってくださいよ〜〜〜」

そんな風に言いながら「こんなヒョロヒョロ、思いっきりタックルしたったらええねん」

その余裕が僕の顔をニコニコさせる。すべて円滑。格闘技最高。

おっと。どうでもええ話でした。

そう、男は皆格闘アクション好き。

たくさんの格闘アクション映画がこの世にあります。

今回はその中でも、最近シンプルに「格好いい」そう思えた作品を紹介。

『ジョン・ウィック』

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この映画は、キアヌ・リーブスが主演兼・製作総指揮をつとめ、スタントの分野で数々の映画に関わってきた、チャド・スタエルスキーの初監督作品。各国の幅広い作品に影響を受けたアクションが魅力。

伝説の殺し屋ジョン・ウィックが繰り広げた壮絶なる復讐劇から五日後――。

彼の元にイタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。

しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、想い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。

愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへ復讐を開始するが、命の危機を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる。

どうですか? このストーリー。

はっきり言いますよ。

全くその通りのストーリーです。

まず、そんなに怒る?

1匹のワンちゃんで100人くらい殺すんです。キアヌぶち切れです。

そんな辻褄はキアヌの眉間の皺の深さで「ああ、めっちゃ怒ってるんやな」で解決。

強い。強い。家に来たたくさんの殺し屋をバンバン返り討ち。

え? こんなに強いのになんで最初やられたん?

そんな疑問口にしようもんなら、キアヌにカニばさみで後頭部ドーン!です。

そう。この映画の格闘術はキックやパンチだけでなく、投げ技もある。柔道というより、投げ方はレスリングやサンボに似ている。そこから関節も極めたりする。敵の気道を足で絞める技まで披露。

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ジャッキー・チェンの打撃のカンフーと、スティーヴン・セガールの合気道の間のような格闘スタイル。(本当に詳しい人に間違いって指摘されそうだけど…)

そして殺し屋らしく、銃を持てば0距離で撃って撃って撃ちまくる。

『リベリオン』のガン=カタを思わせる動き。

心臓を0距離で撃ったのに、そこから0距離で頭バンバン!!

次の奴もバンバン。死んだあと2発は絶対撃つ。

その後まだまだ敵が来てるよ? その時間無駄じゃない?

そんな疑問も鬼の形相のキアヌのワンカットで、「ああ、もうブチ切れなんやな」で納得。

爽快、アクション、あまり見ない新しい格闘スタイルで全く観飽きず、かっこええ〜のまま終盤へ。

敵の「たかが犬一匹じゃねえか!!」

パーン!! 即死。

心のどこかで「一理ある」と思ってしまう自分が嫌です。

この手の映画のストーリーの多少無茶なのは全然いいのです。

こっちはバッタバタの格闘が観たいのだ。犬1匹でここまで殺せる。

逆にそれをそこまで違和感なく観せたのはすごいです。

キアヌの格闘センスと敵役の見事なクズっぷりが、他の穴を見事に塞いでる。

格闘技してる人間にありがちな、「この手の映画を観た後、すぐジムで鍛えたくなる」あるあるもクリア。

皆様是非。『ジョン・ウィック:チャプター2』も是非。

あ、あとウィレム・デフォーの良い役って、違和感あるのは僕だけでしょうか?

ケヴィン・ベーコンと並ぶ悪役顔でしょ?

(文:南川聡史)

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