俳優の須賀健太が15日、都内で行われた『獣道』初日舞台あいさつに伊藤沙莉韓英恵と出席。3人は揃って元子役出身。現在は3人とも20代だが、映画の内容に絡め、特攻服姿で登壇して成長した姿をアピールすると、トークでも「人の道から外れそうになったこと」をテーマに自身の子役時代のエピソードを披露して会場を盛り上げた。

 本作は大人に振り回され社会の底辺をさまよう若者たちが、居場所を求めてもがく姿を描いた青春ブラックコメディー。壇上にはアントニー、吉村界人矢部太郎、プロデューサーのアダム・トレル、メガホンをとった内田英治監督も登壇。キャスト陣はそれぞれ特攻服姿で現れて客席の声援を浴びた。

 トークでは“人の道から外れそうになったこと”がお題。韓は子役時代を振り返り、「小さい時からこの仕事をしていたので、遊びたいなって言うのがずっとあった。高校生くらいの時は特に」としみじみ。作品に絡め「ヤンキーだった?」との質問も受けたが、「だったかもしれないです。でも、ヤンキーって自分がヤンキーだと気付いていないものだったりするので……」と苦笑い。

 須賀も韓と同様、「僕も遊びたいというのはあった」とやはり子役時代を振り返り、「自分だけ修学旅行に行けなかったり。やっぱりそういう時は人の道を外れたくなりました」と当時の心境を明かした。

 また、伊藤は子役エピソードには触れなかったが、この日、客席に両親が来ていることもあり、4、5歳時の苦い体験談を披露。「スーパーで売っていた『アラレちゃん』のノートが欲しくて、いつもはダメだといわれたら諦めがいい方だったのに、この時は本気で欲しかったので、一枚ノートをちぎって逃げた」とコメント。

 「親が慌ててそのノートを買ったんですけど、そのまま親に引っ張られて交番へ連れて行かれて……『こんなことしたら牢屋だよ!』って叱られました。それ以降人の道をそれるようなことはしなくなりました」と振り返っていた。(取材・文 名鹿祥史)

『獣道』はシネマート新宿ほか全国公開