16日、映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』の特別試写会が東京都新島村にある式根島の式根島開発総合センターで行われ、上映後に登場した笑福亭鶴瓶松山ケンイチ中島美嘉芦田愛菜生瀬勝久、いとうあさこに大歓声が送られた。2010年に『怪盗グルーの月泥棒 3D』のジャパンプレミアでも同島を訪れたことのある鶴瓶は、思わぬ再会や島民との交流に目を細めていた。

 渥美清さん主演の『男はつらいよ』シリーズの第36作『男はつらいよ 柴又より愛をこめて』(1985)のロケ地でもある式根島は、太平洋に連なる伊豆諸島に属する島のひとつ。東京から南に約160キロの場所にあり、約530人の人が住んでいるが、島に映画館はない。2010年に「映画館になかなか行けない人たちに最新の3D映画をスクリーンで鑑賞してもらいたい」という配給会社の願いがあって『月泥棒』のプレミアが開催され、今回は7年ぶりの凱旋試写会となった。

 7年前は1人で参加した鶴瓶だったが、今回は松山ら今作の日本語吹替キャストとともに来場。司会者に名前を呼ばれて1人ずつキャストが会場に入ってくる度に、大きな歓声が上がった。イベントでは島に住む子どもたちからキャストたちへの質問が受け付けられ、「キャラクターになりきるためにどのようなことをされましたか?」という質問に、「(オリジナル版の)トレイ・パーカーさんの声をずっと聞いていました」(松山)「録音ブースではとにかく動きながら声を出していました」(生瀬)と説明するなど交流を楽しんでいた。

 またこの日は、7年前のプレミアで花束贈呈と手紙朗読の大役を務め、現在は17歳の女子高生へと成長した女の子とその友達がサプライズ登場。「完全に大人やんか!」「ありがとう、本当に。嬉しいわ〜」「みんなキレイな〜」と再会を喜ぶ鶴瓶に、「また式根島でイベントを行ってくださり、本当にありがとうございました。今日のことは、式根のみんなにとって本当に大切な思い出になると思います」と感謝の手紙が送られた。

 その他にも式根島の子どもたちから「新島ガラス」でつくられた花瓶がキャスト陣に手渡されたり、鶴瓶たちが「世界に20体しかないミニオン像」を島にプレゼントしたりと盛りだくさんの内容だった本試写会。イベント後に取材に応じた鶴瓶らは「本当に来てよかったです。子どもたちがかわいらしくて。純粋な子たちがたくさんいたことが嬉しいです」(鶴瓶)「東京なのに東京っていう感じがしなくてびっくりしました。家族でも来たいなと思いました」(松山)と感想を語っていた。

 同作は『ペット』『SING/シング』などのイルミネーション・エンターテインメントによる人気シリーズ『怪盗グルー』の第3弾。グルー(鶴瓶)の前に最強のライバルが立ちはだかる中、グルーも知らなかった家族の秘密も明かされる。可愛い黄色のキャラクター・ミニオンたちが今作でもスクリーンの中を暴れまわる。(編集部・海江田宗)

映画『怪盗グルーのミニオン大脱走』は7月21日より全国公開