米テレビドラマ「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」でジョン・コナーを、「HEROES/ヒーローズ」でザックを演じたトーマス・デッカーが、「ハンニバル」のクリエイター、ブライアン・フラーにゲイであることをばらされてしまった。

 ブライアンは、今月初めにアウトフェス映画祭で功労賞を受賞。その際、これまで関わってきたさまざまなドラマにゲイのキャラクターを描いても、ハリウッドの圧力が加わり、シリーズ化されるまでの間にストレートに変えさせられてきたことを明かした。

 その際、引き合いに出したのが「HEROES/ヒーローズ」のキャラクターで、ゲイに描いたのに、演じる俳優の事務所からストレートにしなければ降板すると脅されたこと、この俳優は同性愛者として後にカミングアウトしたことなどを語った。この俳優がトーマスなのだが、彼自身はゲイであることを公には認めておらず、ブライアンにばらされてしまう形となった。

 これを受け、トーマスはInstagramでカミングアウト。「今週、有名なゲイの男性が受賞スピーチを使って僕の同性愛をばらしたので、僕の性的指向がまた取りざたされている。変な状況ではあるが、確かに僕はほかの男性を愛する人間であることを誇りをもって言える機会を与えてくれた彼に感謝する」とコメントし、4月に同性婚したことも明かした。

 これまで公にしなかったのは恥じていたからではなく、誰を愛するかは個人的なことだと感じていたからだという。今後はLGBTQのメンバーとして、理解を求め、差別をなくしていくことに力を注ぎたいそうだ。またカミングアウトするかどうかは個人的判断であり、自分の心構えができるまでする必要はないことも付け加えている。(澤田理沙)