『向日葵の丘 1983年・夏』『朝日のあたる家』などの太田隆文監督の新作映画『明日にかける橋 1989年の想い出』で、鈴木杏が主演を務めることが発表された。鈴木が演じるヒロイン・みゆきは、バブル時代にタイムスリップし、家族全員が幸せになれる未来を求めて過去を変えようとする女性という役どころだ。

 太田監督が「日本版の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』」と語る本作のヒロイン・みゆき(鈴木)は、田舎町で働くOL。彼女がタイムスリップしてしまったバブル最盛期の1989年は、みゆきの弟が交通事故で死亡した年だった。その一件以来、母(田中美里)は病気になり、父(板尾創路)は酒びたりになって他界。家族がバラバラになってしまった過去を持つみゆきは、「交通事故を防げば、家族4人は幸せな未来を迎えることができるはず」と当時の自分や恩師たちの力を借りて弟を助けるために画策する。

 太田監督は「日本が経済大国として君臨した時代。不況が続く現代と比較することで、日本人がバブルで得たもの。失ったものが見えてくる。本当に大切なものは何か? 笑いと涙と感動のエンターテインメントとして描きたい」と意気込み。鈴木のほか、主人公を励ます謎の老人役で宝田明らが出演。映画は8月11日にクランクインし、8月末まで静岡県の袋井市・磐田市・森町で撮影され、2018年に公開予定。また劇中では袋井市で開催されている全国屈指の規模を誇る花火大会も描かれるという。(編集部・井本早紀)