厳格な1人っ子政策がしかれた社会で生き延びるため、7人で“1人”を演じる7つ子姉妹の狂い始める日常を描いた映画『セブン・シスターズ』が、10月21日より日本公開される。

 本作は、近未来の2073年を舞台としたSFアクションスリラー。異常気象と人口過剰から資源が減少した地球。社会の秩序は乱れ、戦争が繰り返された。世の中は一変し、世界規模の食糧不足に見舞われる中、人類の生き残りをかけ、2人目以降の子供は親から引き離されて地球の資源が回復する日まで冷凍保存されるという“1人っ子政策”が実施されていた。

 そんな状況下、ある7つ子の姉妹は、唯一の身寄りである祖父によって各曜日の名前を付けられた。それぞれが週1日ずつ外出して共通の人格を演じることで、政府の目を欺きながら30歳まで生き延びていたのだ。しかしある夜、マンデー(月曜)が帰宅しなかったことで、姉妹の日常は様変わりしていく。

 主演として1人7役を演じるのは、北欧ミステリー『ミレニアム』シリーズで注目を浴びたノオミ・ラパス。本作では、真面目な優等生、自由奔放なヒッピー、血気盛んな武闘派、反逆者、天才エンジニア、パーティーガール、慈愛に満ちた皆の仲裁役……本来の個性はバラバラでありながら、外ではやり手の銀行員カレン・セットマンとして生きる7人の姉妹を演じ分けた。

 ほか、過激な思想で世界の秩序を保とうとする政治家を演じるのは、『アルバート氏の人生』『危険な情事』のグレン・クローズ。姉妹にサバイバル能力を授ける祖父役を『スパイダーマン』のウィレム・デフォーが務めた。(編集部・小山美咲)