先週末(7月21日〜7月23日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、クリストファー・ノーラン監督が初めて史実を基にした映画『ダンケルク』が興行収入5,051万3,488ドル(約55億5,648万3,680円)で首位デビューを果たした。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル110円計算)

 『ダンケルク』は、1940年、フランス北端の町ダンケルクに陸海空から迫りくるドイツ軍80万人を前に、英仏軍40万人という史上最大の撤退作戦を描いた戦争映画。批評家から絶賛されていて観客受けもよく、この夏で初めて非フランチャイズ作品で首位を飾った。ノーラン監督は本作の大半をIMAXカメラとフィルムで撮影しているだけに、公開館3,720館のうちIMAXシアターはわずか402館ながら、興収全体の23%がIMAXシアターでの売り上げによるものだった。出演は、トム・ハーディ、マーク・ライランス、ケネス・ブラナーキリアン・マーフィ、ハリー・スタイルズなど。

 2位には、ユニバーサル・ピクチャーズのR指定コメディー『ガールズ・トリップ(原題) / Girls Trip』が興収3,120万1,920ドル(約34億3,221万1,200円)という好成績で初登場。はちゃめちゃな“女子旅”に出た親友4人組にふんしたのは、ジェイダ・ピンケット=スミス、クイーン・ラティファ、レジーナ・ホール、ティファニー・ハディッシュ。観客の79%が女性で、人種の割合はアフリカ系アメリカ人が59%、白人が19%、ヒスパニックが17%の順で多かった。

 一方、リュック・ベッソン監督がデイン・デハーン&カーラ・デルヴィーニュを主演に迎え、フランスのSFコミックを実写化した『ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・ア・サウザンド・プラネッツ(原題) / Valerian and the City of a Thousand Planets』は興収1,700万7,624ドル(約18億7,083万8,640円)と振るわず。フランス製作の映画史上、過去最高の製作費が投入された作品としては厳しい出足だが、海外配給権でその90%はすでにカバーできているという。これから公開されるフランスでの健闘が期待されている。

 このほか、公開8週目となる『ワンダーウーマン』の累計興収が3億8,901万1,307ドル(約427億9,124万3,770円)に達し、2017年公開作品の累計興収ランキングで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』を抜いて第2位となった(1位は『美女と野獣』で興収5億401万4,165ドル・約554億4,155万8,150円)。

 今週末は、シャーリーズ・セロン主演のスパイアクション『アトミック・ブロンド』や、日本発祥の「絵文字」を主人公にしたアニメーション『ジ・エモジ・ムービー(原題) / The Emoji Movie』などが公開される。(編集部・市川遥)

7月21日〜7月23日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『ダンケルク』
2(初)『ガールズ・トリップ(原題) / Girls Trip』
3(2)『スパイダーマン:ホームカミング』
4(1)『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』
5(初)『ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・ア・サウザンド・プラネッツ(原題) / Valerian and the City of a Thousand Planets』
6(3)『怪盗グルーのミニオン大脱走』
7(4)『ベイビー・ドライバー』
8(5)『ザ・ビッグ・シック(原題) / The Big Sick』
9(6)『ワンダーウーマン』
10(7)『ウィッシュ・アポン(原題)/ Wish Upon』