俳優の大泉洋が29日、都内で行われた映画『東京喰種 トーキョーグール』初日舞台あいさつに登壇し、共演者の鈴木伸之とのビジュアル素材の違いを痛感し、肩を落とした。イベントには、窪田正孝桜田ひより村井國夫、小笠原海、白石隼也、萩原健太郎監督も登場した。

 先日のジャパンプレミアでは、窪田に原作者の石田スイから、自身をモデルにした主人公カネキのイラストを贈られたが、この日は窪田以外の全キャストにイラストがサプライズプレゼントされることに。大泉はすでに1枚もらっているのだが「間抜けな顔」が気に入らないようで、新たに描いてもらったイラストを見ると、「ボケてないじゃなーい。もっと酷いのになると思って(話を)振ってたのに」とボヤキながらも「やべー、かっけー! 僕、今死んだら確実にこれ飾りますわ」と遺影にすることを宣言するほど大喜び。

 しかし、それ以上にうれしさを爆発させたのは鈴木で、イラストを見るなり「俺の絵が一番いいかも」とニンマリ。それぞれテイストが違い、甲乙つけられるものではないが、イケメンがベースともなると、やはり格好良さは言うに及ばず。すると大泉は「こう見ると、俺の(絵)見劣りしてきたなぁ」と嘆くと、「素の違いだな。石田先生のせいじゃないな……」と肩を落としながらも素直に現実を受け止める言葉を口にし、会場の笑いを誘った。

 本作は、世界累計3,000万部の発行部数を誇る超人気コミックを実写映画化したもの。人の姿をしながら人を喰らう怪人・喰種(グール)が潜む東京を舞台に、内気で平凡な大学生から“半喰種”になってしまったカネキ(窪田)が、その境遇にもがき苦しみながらも世界のあるべき姿を模索してゆくさまが、人間と喰種のし烈な戦いを交えて描かれる。

 窪田は、これまでの個人的なやり取りを振り返り、また、イラストを通して石田の作品に対する熱い思いを受け止めると、「先生の作品への愛情が感じられるからこそ実写化ができたと思います」としみじみ。そして、「作品はダークで人間の裏の部分をむき出しにしていますが、その裏にメッセージがあるので、その部分を拾っていただいて二度、三度見ていただけたらうれしいです」とアピールした。(取材:錦怜那)

映画『東京喰種 トーキョーグール』は全国公開中