俳優でタレントの柳沢慎吾が、『猿の惑星』の前日譚(たん)をひもとくシリーズの最新作『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』で、今作に新しく登場するユーモアと知性を秘めた猿バッド・エイプの日本語吹替え版声優を務めることが明らかになった。柳沢は「ピッタリだな! って思いましたね」とオファーを受けたときの心境を語っている。

 前代未聞の世界観と衝撃的なラストシーンが話題となった『猿の惑星』(1968)の前日譚(たん)シリーズは、第1弾『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(2011)、第2弾『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)があり、第3弾となる今作では、猿と人類による地球の支配者を決する戦い、そして自らの種族を守るべく行動する猿のリーダー・シーザーの心の葛藤が映し出される。

 そんな作品で柳沢が声を吹き替えるのは、シリーズを手がけるプロデューサーのディラン・クラークが「シーザーは暗い旅を続けているが、バッド・エイプに出会うとシーザーがいつもやらないような行動をする。シーザーにとっての岐路となるちょうどよい時期に出会い、何度も希望の光を灯す」と説明するキャラクター。前2作に続きシーザー役を担当したアンディ・サーキスもバッド・エイプについて、「シーザーははじめ、バッド・エイプはたまたま出会った変わり者としか思っていないが、2匹の間に共通するものがあると気づき、その後は心を通わせるようになる」と語っている。

 柳沢はオファーを受けて母親に連絡をしたそうで、「実家の81歳のお袋にも今度『猿の惑星』の声優をやるんだって言ったら『何役なの?』って聞かれて猿って答えたら『ピッタリじゃん、ピッタリ! 観る、観る!』って言っていました」と明かす。また、「バッド・エイプは過去にいろいろあったんだけど、シーザーと出会って新たに勇気をもらうんです。良い役ですよね! オイシイ役なんですよ(笑)」と役どころについてユーモアを交えながら紹介した。

 「人間が話しているのを聞いて言葉を覚えたという設定なので普通にしゃべると人間になってしまうし、やりすぎちゃうとしらじらしくなっちゃうし、すごく難しかったです」と話す柳沢は、「鳴き声も難しかったですね。『オッツオッツオッツオッツ』って、あんまりやり過ぎちゃうとオットセイになっちゃうので」と苦労を語っている。(編集部・海江田宗)

『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』は10月13日より公開