世界最大手配信サービスNetflixが2日に開催したイベント「Netflixアニメスレート2017」で初公開タイトルを含む21作品のプレゼンテーションが行われた。その中には「パーフェクト・ボーンズ」の名で制作が進められていた、中澤一登監督× Production I.G のオリジナルアニメ「B:the Beginning」のタイトルも。この日は特別映像なども公開され、会場には“ジャパニメーション”をオリジナル作品として世界に発信しようとする同社の気概があふれていた。

 この日は、以前からテレビアニメ化が発表されていた「バキ」や「クジラの子らは砂上に歌う」などがNetflix配信ラインナップとして紹介されるとともに、「マクロスF」などのアニメーション会社サテライトが、米監督のラション・トーマスのアイデアをアニメ化する「キャノン・バスターズ」、『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の村田和也監督がボンズと手掛けるバイオSFアクション「A.I.C.O. -Incarnation-」、『メアリと魔女の花』の背景美術スタジオ「でほぎゃらりー」が関わる歌をテーマにしたファンタジーアニメ「LOST SONG」、平成仮面ライダーシリーズの脚本などで知られる井上敏樹によるダークファンタジーアクション「ソードガイ The Animation」などの新タイトルが公表。

 「B:the Beginning」は、オーバーテクノロジーが存在する世界で群島国家「クレモナ」を舞台に繰り広げられるクライムアクションになるとのこと。連続殺人犯「KILLER B」が引き起こす事件と連載する犯罪。主人公の「黒羽」の声は梶裕貴が担当し、王立警察の伝説の捜査官「キース」の声は平田広明が務める。そのほか小清水亜美や石川界人、森川智之なども参加する。特別映像では中澤監督×プロダクションI.Gのスピード感やスタイリッシュさが爆発した仕上がりで、2018年春に全世界配信される同作を筆頭にさらに手描きのNetflixアニメが増えることが期待される。

 「キャノン・バスターズ」の生みの親でエグゼクティブプロデューサー&クリエイター&監督を務めるラション・トーマスは、「カウボーイビバップ」のファン。同作のストーリーは、ある王国の王女のために作られたアンドロイドが親友を探しにいく物語になるようだが、主人公のアンドロイドのほかにも登場するのは、唯一の人間で不死身の体を持ち、賞金稼ぎに追われているフィリー・ザ・キッドや、メンテナンスロボットのケーシーなど個性的なキャラクターばかり。またミノタウロスのような形に変形する巨大なオープンカー「ベッシー」なども登場するなど、どこか1990年代の日本のアニメのリスペクトした作風になっているよう。ラション自身も「軽いオマージュはあるよ。僕が90年代に見て育ったものが詰まっているんだ」と語っていた。(編集部・井本早紀)

<「Netflixアニメスレート2017」ラインナップタイトル>
「BLAME!(ブラム)」(Netflixで配信中)
「悪魔城ドラキュラーキャッスルヴァニアー」(シーズン1はNetflixで配信中、シーズン2は2018年全世界配信)
「リラックマ シリーズ(仮)」(Netflixで配信予定)
「リトルウィッチアカデミア」(Netflixで配信中)
「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」(Netflixで配信中)
「賭ケグルイ」(Netflixで配信中)
「Fate/Apocrypha」(Netflixで配信中)
「クジラの子らは砂上に歌う」(Netflix で10月から配信開始)
『GODZILLA 怪獣惑星』(11月17日の劇場公開後Netflix で配信)
「僕だけがいない街」(<実写ドラマ>Netflixで今冬配信)
「炎の転校生 REBORN」(<実写ドラマ>Netflixで今冬配信)
『Death Note/デスノート』(<実写映画>Netflixで8月25日より配信)
「ヴォルトロン」(Netflixでシーズン1〜2を配信中、シーズン3は8月4日より配信)
「キャノン・バスターズ」(Netflixで配信予定)
「バキ」(Netflixで配信予定)
「Knights of the Zodiac: 聖闘士星矢(仮)」(Netflixで配信予定)
「LOST SONG」(Netflixで2018年に配信)
「ソードガイ The Animation」(Netflixで2018年春に配信)
「A.I.C.O. -Incarnation-」(Netflixで2018年春に配信)
「B:the Beginning」(Netflixで2018年春に配信)
「DEVILMAN crybaby」(Netflixで2018年初春に配信)