町の若い娘から、熟れた女房、枯れ果てた老女にいたるまで異常に女性からモテてしまう僧侶の受難と煩悩との戦いを描いた映画『仁光の受難』が、9月23日より劇場公開されることが決定した。

 誰よりも実直なのに煩悩に翻弄される僧侶・仁光と、刀に魅入られ人斬りとなった侍、そして男の精気を吸い取る妖怪(あやかし)が邂逅するという摩訶不思議すぎる世界を実写とアニメーションを融合させて描いた本作。予告編では、お色気描写を浮世絵のアニメーションで表現するシーンもあり、主人公の仁光だけではなく観る者の妄想や煩悩もくすぐってくる仕様になっているよう。

 だが煩悩に苦しむ仁光が旅立つシーンになると雰囲気が一変。熱心に祈りをささげる仁光、血にまみれた刀を持つ謎の人物、「お前、誠に人か?」と問い掛ける女など、冒険譚として顔をのぞかせる。主演は、『野火』『クローズZERO』などの辻岡正人。監督は、クラウドファンディングなどで資金を募りながら4年の歳月をかけて完成させた若手監督の庭月野議啓が務めている。(編集部・井本早紀)

映画『仁光の受難』は 9月23日より角川シネマ新宿にて劇場公開