第1弾『ゴジラ』(1954)から12作品、18年にわたってゴジラのスーツアクターを務めた中島春雄さんが7日、肺炎のため死去した。「ミスターゴジラ」の愛称で世界的に親しまれ、引退後もイベントなどへのオファーが絶えなかった中島さんだけに、この訃報は海外の映画・エンタメサイトでも悲しみをもって大きく報じられている。

 1950年に大部屋俳優として東宝に入社した中島さん。重いスーツを着こなすことができたためゴジラ役に抜てきされ、「ゴジラの動きは脚本を貰って、すべて自分で考えましたね」という『ゴジラ』(1954)から『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』(1972)まで18年にわたって同役を務め上げた。10月31日開催の第30回東京国際映画祭特別企画「ゴジラ」シネマ・コンサートでは、上映前のトークショーに登壇する予定だった。

 海外の映画・エンタメサイトも「ゴジラはもう決してこれまでと同じではいられないだろう……ハルオ・ナカジマ、日本のモンスターに命を吹き込んだ俳優が死去した」(TMZ.com)、「CGI(Computer Generated Imagery)やモーション・キャプチャーが使われるようになるずっと前、彼が大作映画がどう見え、感じられるかの一翼を担った」(Deadline)、「東宝における最高のスーツアクター」(Screen Rant)、「ハルオ・ナカジマこそゴジラ」(Bloody Disgusting)と中島さんを追悼。Twitterにも「彼は伝説だ」「安らかにお眠りください」「1か月前に(イベントで)お会いできた時は信じられないほどうれしかったです」
など海外の特撮ファンの哀悼のメッセージがあふれている。(編集部・市川遥)