宮崎駿監督の“最後の長編アニメーション映画”の制作が本格的に始動した。スタジオジブリの公式サイトで発表された。

 『風立ちぬ』から4年、CG技術も使った三鷹の森ジブリ美術館のための短編映画『毛虫のボロ』を完成させた宮崎監督は、自分自身の終焉をより深く考えるようになり、長編アニメーションからの引退を撤回。“最後の長編アニメーション映画”として、詳細未発表のこの新作に取り組むことを決めた。

 そして本格的に作業に入るべく、7月頭に制作系の各部署を新たな場所に配置。7月3日にはメインスタッフに向けて宮崎監督自ら作品説明を行い、制作部門の新たなスタートということで“開所式”を実施したという。

 スタジオジブリでは動画と背景美術の新人募集を5月に行っており、今後も徐々にスタッフが増えていく予定。管理部だけでは処理しきれないほどの応募があり、海外からの応募もとても多いという。スタジオジブリ制作業務部取締役部長の野中晋輔氏は「9月には書類選考通過者に対する実技試験や面接が行われる予定です。合格者は10月から入社し6ヶ月の予定で研修を受け、必要な技能を身につけた後に、宮崎駿監督の新作長編映画のスタッフとなって腕を振るってもらう予定。新しい力に期待したいです」とつづっている。(編集部・市川遥)