お笑いタレントの鳥居みゆきが16日、都内で行われた映画『ヴィヴィアン武装ジェット』(公開中)の初日舞台あいさつに出席。お笑い芸人としての活動だけでなく、これまでにも『少女椿』などの作品に出演し、女優としてのキャリアを積み上げてきたが、本作の島田角栄監督から改めて女優の才能について触れられ、「最高の女優。今まで何人も使ってきたけどみゆきちゃんが一番」とエールを送られた。

 夫を通り魔に殺された上に死産を経験し、そのショックで妄想に取りつかれながら街をうろつくようになったヴィヴィアン(鳥居)を中心に個性的な登場人物が多数登場する本作。舞台あいさつには鳥居、島田監督のほか、W主演の塩谷瞬、出演者の仲野茂、楠木まゆ、森若香織、石原卓、リカヤスプナーが出席。

 鳥居はせっかくの舞台あいさつも遅刻ギリギリの3分前に会場入りしたといい、島田監督から登壇するなり、「びっくりした。2分でメイクしていた」と冷やかされて思わず照れ笑い。そんな鳥居に島田監督は現場であまり演出を施さないことを指摘され、「鳥居さんはやっぱり人間的な魅力がある。だからそれを演技じゃなく、自然なままスクリーンに出したくて」と説明。

 「なにも言ってくれないから、あきらめられているのかなと思っていた」という鳥居に「セリフも完璧におぼえてくるし、時間通りにも来るし、最高の女優。今まで何人も使ってきたけどみゆきちゃんが一番」と言葉をかけ、鳥居はこれに大感激。島田監督の作品に出演するのは本作で3作目だが「また次回もお願いします」と今後の監督とのタッグにも意欲を見せた。

 また、鳥居はW主演の塩谷との現場のエピソードを茶目っ気たっぷりに披露。「(塩谷は)いい人という前提で言いますよ」と前置きし、「この人、現場に遅刻してきたんですよ」と塩谷が撮影に遅刻した日のエピソードを大暴露。「遅れてきておいて、なのに『早くやろう』とか言い出すんです。早くやろうって言う割にマイクつけるの忘れていたり……ホントに気い狂ってる」と鳥居節でまくしたて、会場の笑いを誘っていた。(取材・文=名鹿祥史)

『ヴィヴィアン武装ジェット』は公開中