今年9月に開催された「PFFアワード2017」でグランプリに輝き、来年1月13日より劇場公開される映画『わたしたちの家』の劇場予告編が公開となり、黒沢清諏訪敦彦ら鬼才監督を魅了した世界観の一端が明らかになった。

 予告編で映し出されるのは、「ふたつの時間」が流れているという、とある家の風景。父が失踪して以来母親と2人暮らしだが、近頃母親に新しい恋人ができて複雑な思いを抱える少女セリ。フェリーの上で目覚めると自分に関する記憶をなくしており、船内で出会った女性の家に住まわせてもらうことになったさな。二つのストーリーが一軒の同じ家の中で進行。青春劇、スリラー、女性同士の友情劇……さまざまな要素をはらんだ独特の世界観が展開する。

 本作は、25歳の清原惟監督のデビュー作。東京藝術大学大学院で黒沢、諏訪監督に師事し、同大学院修了作品として制作。来年2月15日(現地時間)から開催される第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門への正式出品も決定している。(編集部・石井百合子)

映画『わたしたちの家』は、2018年1月13日より渋谷ユーロスペースほか全国順次公開