ヒュー・ジャックマンが、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞歌曲賞を受賞した音楽チームとコンビを組んで完成させたスペクタクルミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のプロモーションで共演のキアラ・セトルとともに、約9か月ぶりの来日を果たすことが明らかになった。

 本作は、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師P.T.バーナムにヒューがふんし、彼が妻への一途な愛を糧に、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を与え、エポックメーキングなショーで世界中を熱狂させるさまを描く。この度、実現までに7年もの歳月を費やした本作を引っ提げ、ヒューとキアラの来日が決定。

 親日家として知られ、『LOGAN/ローガン』のプロモーション以来、約9か月ぶりの来日となるジャックマンは「日本のみなさんが、ミュージカルが大好きなことを知っているよ。本作を観た後は、必ず笑顔になれることを保証できるから、きっと日本のみなさんにも気に入ってもらえると思うよ。本当に来日が楽しみだ!」と日本のファンに向けて自信たっぷりのメッセージを寄せた。

 一方、ヒューと一緒に来日するのは、バーナム一座で人気を博すパフォーマーのレティを演じたキアラ。劇中、彼女がショーの中でスポットを浴びながら歌い上げる楽曲「This Is Me」(これが私!)は、第75回ゴールデン・グローブ賞授賞式で歌曲賞を見事受賞。『ラ・ラ・ランド』で昨年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビが手がけた楽曲であり、彼らをゴールデングローブ賞主題歌賞2年連続受賞へと導いた。ベンジはセトルについて「彼女のことはずっと大好きでずっと尊敬していた女優だ。あんなにスキルとハートを持った人に歌ってもらえて作詞家人生の中で一番感動的な体験だったよ。キアラが『This Is Me』を歌った瞬間に歌がぐっと持ち上がったんだ」と絶賛し、ヒューも「聞いた瞬間に“絶対にヒットする。自分が歌いたい”と思った」と述懐したほど。

 来日する2人は、2月13日に作品の世界観をイメージした大規模なレッドカーペットイベントへの参加を予定している。「オリジナルのミュージカルが作られるのは23年ぶりなんだよ。皮肉なことに僕らと同じ時期に『ラ・ラ・ランド』もゴーサインが出ている。だけど僕らの作品には、3倍の予算がかかっているんだ。スタジオにとっては、すごいリスクだ。他と違うことをやったバーナムから他と同じことはやるな、違うことをやれと教えられたんだ」とオリジナルのミュージカルのヒットが難しいと言われている時代に、本作にはバーナムの精神がしっかりと息づいていることを明かすヒュー。そんな自信作を引っ提げ、日本で何を語ってくれるのか、そしてキアラの力強い歌声が日本に響き渡るのかにも期待したい。(編集部・石神恵美子)