『第157回芥川龍之介賞』および『第157回直木三十五賞』の選考会が本日7月19日に東京・築地の新喜楽で行なわれ、『芥川賞』に沼田真佑『影裏』、『直木賞』に佐藤正午『月の満ち欠け』が選出された。

『芥川賞』に輝いた沼田真佑は、1978年北海道生まれ。今年3月に『影裏』で『第122回文學界新人賞』を受賞した。受賞作の『影裏』は『文學界』5月号で発表された作品で、岩手に住む会社員の男が東日本大震災をきっかけに、かつて親しかった友人の意外な一面を知る、というあらすじだ。

『直木賞』を受賞した佐藤正午は、1955年長崎生まれ。1983年に『永遠の1/2』で『第7回すばる文学賞』を受賞し、作家デビューを果たした。これまでに『永遠の1/2』や『ジャンプ』などが映画化されているほか、2013年には『身の上話』が『書店員ミチルの身の上話』のタイトルで連続ドラマ化された。受賞作『月の満ち欠け』では、3人の男と1人の少女の交錯する数奇な人生が描かれる。

なお『芥川賞』の候補には今村夏子『星の子』、温又柔『真ん中の子どもたち』、古川真人『四時過ぎの船』、『直木賞』の候補には木下昌輝『敵の名は、宮本武蔵』、佐藤巖太郎『会津執権の栄誉』、宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』、柚木麻子『BUTTER』が選出されていた。