廣瀬純の書籍『シネマの大義 廣瀬純映画論集』が本日7月25日に刊行された。

同書には、映画批評家の廣瀬純が、2006年から2017年までに執筆した国内未発表、単行本未収録を含む映画批評、論考に加えて講演、討議、座談会などを収録。目次には、「ポー、エプシュタイン、青山 ユリイカ対ユリイカ」「『ダゲレオタイプの女』問題、あるいは、黒沢映画の唯物論的転回」「フーコー/イーストウッド 無理な芝居の一撃」「クエンティン・タランティーノ Shoot This Piece of Shit」「鈴木清順 運命、恥辱、人民」といった見出しが並んでいる。

帯には黒沢清監督が「ただちょっと面白いだけで、あとはさっぱり役立たずだった映画というものが、廣瀬純の言葉によって今ようやく何かの役に立とうとしている!」とコメントを寄せている。

また8月10日には廣瀬純と菊地成孔によるトークイベントが東京・青山ブックセンター本店で開催。菊地成孔はイベント当日の8月10日に映画評論集『菊地成孔の欧米休憩タイム』を上梓する。イベントの詳細はフィルムアート社のオフィシャルサイトで確認しよう。

廣瀬純は1971年生まれの批評家。『カイエ・デュ・シネマ・ジャポン』およびフランスの映画批評誌『VERTIGO』の元編集委員で、現在は龍谷大学経営学部の教授を務める。著書に『アントニオ・ネグリ 革命の哲学』『蜂起とともに愛がはじまる 思想/政治のための32章』『資本の専制、奴隷の叛逆 「南欧」先鋭思想家8人に訊く ヨーロッパ情勢徹底分析』『暴力階級とは何か 情勢下の政治哲学2011-2015』など。