瀬々敬久監督の新作映画『友罪』が、2018年5月に全国で公開されることがわかった。

映画『64-ロクヨン- 前編/後編』の瀬々敬久監督による同作は、薬丸岳の小説『友罪』をもとにした作品。ジャーナリストになる夢に破れて町工場で働き始めた益田が、過去を語りたがらない同い年の男・鈴木と交流する中で、鈴木が17年前に起こった連続児童殺傷事件の犯人ではないかと疑い始めるというあらすじだ。共に心に闇を抱えた2人が交わす友情、疑心や後悔などに囚われた人間関係を描く。

映画版で益田役を演じるのは、生田斗真。鈴木役を瑛太が演じる。生田斗真は瑛太について、「僕と瑛太にしかだせない空気感を、今回の現場で出せれば、と思います。昔から一緒に仕事をしているし、友人関係でもあるので、そこをうまく映画に反映させたいですね」と撮影初日にコメント。また原作のファンであることに触れながら、「自分の周りに過ちを犯した人間がいるということは、世界中どこでも起こりうる可能性がある事で、その立場に自分をおいたときに何を感じるかということを大事にしながら挑みたいと思っています」と語っている。

一方の瑛太は、生田斗真について「彼はストイックですし、今日も前回『土竜の唄 香港狂騒曲』で一緒にやったときと顔の表情も全然変わっているんです。そういった微妙な変化に気付けるぐらい僕も彼を見てきているし、これからの撮影が楽しみですね」とコメント。自身が演じる鈴木というキャラクターについては「監督からは『鈴木というキャラをあまり私生活に持ち込まないように』と言われました。でも、僕は俳優なんで、仕事として、その切り替えはしっかり全うしたいですし、上手くやりたいなと思いますね。でも、ちょっと夢にも出てきたりします(笑)」と明かしている。

■生田斗真のコメント
映画「友罪」で益田純一を演じさせて頂く事になりました。
薬丸岳さんの小説が好きで、この友罪も数年前に読んでいた作品です。
一生をかけて背負うべき過去の傷を持ちながら、それでも必死に生きようとする益田という人物を通して、多くの方に様々な事を感じ、思案していただきたいと思っております。

瀬々監督とは初めてご一緒させて頂きますが、監督の描く生々しい人間模様をしっかりと演じていければと思います。
瑛太さんとは今回で3度目の共演になります。瑛太さんが放つ獣のような鋭さと、ふとはにかんだ時の柔らかさに愛を持って対峙し、切磋琢磨しながら素晴らしい作品作りに励みます。
どうぞご期待下さい。
映画館の椅子から立てなくなるような作品になる予定です。

■瑛太のコメント
この時代にこのような題材を映画化する事にまだ惑う自分もいます。
とても大変な役を引き受けてしまった。
でも、瀬々監督、生田斗真、スタッフを信じて最後まで演じ切りたい。

■瀬々敬久監督のコメント
日々の生活の中で報道される事件は次々に更新され続けるのですが、忘れてはいけない事件というものがある気がします。今回はそこから派生する問題を様々な群像に託し、答えを探し続ける映画だと思っています。果たして、答えは出ないかも知れません。でも、そこに至ろうとする行為こそが大切な気がします。その中心に存在するのが生田斗真さんと瑛太さんです。二人のしなやかな心と肉体、そして果敢に挑戦する心が、この映画を生々しくも光り輝かせる原動力になってくれることと思っています。そして、私たちスタッフも、一緒に愛情と勇気をもって走っていく所存です。

■薬丸岳のコメント
この作品を世に発表するとき、喜びよりも先に恐れを抱きました。世間の関心を集める題材ですが、同時にとてもデリケートで難しい問題を含む内容だったからです。
ただ、たとえどんなにリスクがあったとしてもどうしても伝えたかったことでした。
今、この作品にこめたメッセージを映画としてより多くのかたがたに訴えかけようとされる瀬々監督はじめスタッフの皆様とキャストの皆様の勇気と気概に、ただただ敬意の念を抱きます。
スクリーンでこの作品と再会できる日を今から心待ちにしております。