『連続ドラマW 沈黙法廷』の主演を永作博美が務めることが発表された。

9月24日からWOWOWで放送される同作は、『廃墟に乞う』で『第142回直木三十五賞』を受賞した佐々木譲による法廷ミステリー『沈黙法廷』をもとにした作品。連続する老人の不審死事件の容疑者として捜査線に浮上した家事代行の女・山本美紀を巡り、警察やマスコミ、彼女を信じる者たちの視点から美紀の人生が炙り出されていく、というあらすじだ。

永作博美が演じるのは、無罪を主張し、証言台で口を閉ざす山本美紀役。永作博美は自身の演じる役について「ひと言で言うと、とても“地味”な女性です。自分の運命を受け入れ、淡々とした日々を過ごす、そんな緩急のない女性を演じるというのは、実はとても難しいことで......。でも、私自身が歳を重ね、様々な人たちの人生に触れたり、経験を積んできたりしたからこその今、やっとこういう役に挑戦できるのかなと思います」とコメント。今回の発表とあわせて、上半身裸に手錠をかけた永作のビジュアルが公開された。

■永作博美のコメント
私が演じる山本美紀という女性はひと言で言うと、とても“地味”な女性です。自分の運命を受け入れ、淡々とした日々を過ごす、そんな緩急のない女性を演じるというのは、実はとても難しいことで......。
でも、私自身が歳を重ね、様々な人たちの人生に触れたり、経験を積んできたりしたからこその今、やっとこういう役に挑戦できるのかなと思います。恐怖と狂気と悲哀が混在する世界に生きるそんな彼女を、私がどう演じていくのかはまだ模索中ですが、この難役にやりがいを感じている自分もおりますので、ぜひ皆さん放送を楽しみにお待ちいただければと思います。
ドラマでは、美紀は、老人の連続不審死の容疑者として裁判にかけられるのですが、声高々に「私は無実です」と叫ぶわけでもなく押し黙ってしまうことから、彼女が“悪女”なのか、“聖女”なのか、周囲の妄想が勝手に膨らんでいきます。恐らく、美紀がどういう人間なのかということを想像しながらご覧になるという点では、美紀を取り巻く登場人物たちと同じ視線でこの作品を楽しめるのかなと思います。
また、佐々木先生の原作は、人は一瞬の小さなことがキッカケで運命が変わってしまうものなのだ、ということを深く考えさせられる作品でした。人との距離感の保ち方ひとつで、周囲からの印象が一変してしまうということが描かれています。本作をご覧になった皆さんが、“人との距離の取り方”について考え直すキッカケになったら嬉しいです。