アフタヌーンティーってそもそも何?日本でも流行っている理由は?
今回はそんな素朴な疑問を、英国式紅茶のスペシャリストにお聞きしました。

今回の先生:堀池 麗子さん

吹田市の少人数制クラシックティーサロン「英国式紅茶教室Rei」主宰。英国のお茶のおもてなしと文化を広めたいと、趣味の紅茶や資格以外にもティーカップ、フラワー、そしてテーブルコーディネートに至るまでをトータルに指導している。
詳細はこちらのブログにて



▲英国紳士、目指してみました

Q、そもそもアフタヌーンティーって?
A、1800年代中頃の英国貴族から始まった習慣だと言われています。夕食までの小腹が空く時間に、トレーに乗せたお茶とバター付きのパンを、召使に運ばせたのが始まりとされ、その文化が徐々に広まっていきました。

Q、ヨーロッパ他国との文化の違いは?
A、ヨーロッパの他国では、コーヒー文化が多く、英国のようなアフタヌーンティーの優雅さはあまり味わえません。中でもアフタヌーンティーに欠かせないスーンに関しては、やはり本場英国のものが飛びぬけて美味しいと思います。

Q、英国でアフタヌーンティーが根付いた理由は?
A、歴代にお茶好きな王女がいたのに加え、女性の社交の場でお茶が果たした役割が大きかったからです。また、当時植民地(インド、スリランカ)でのお茶栽培の影響により、庶民でもお茶が安価に買えたのも一因です。

Q、日本でもアフタヌーンティーが流行っている要因は?
A、スピードよりもスローなライフスタイルが見直され、心身ともにくつろぎと癒しが求められる今の時代にマッチするからではないでしょうか。この機会にアフタヌーンティーの奥深さに、1人でも多くの方が興味を持ってもらえると嬉しいです。

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美味しい紅茶の淹れ方

❶あらかじめ温めたポットに、1人分あたりティースプーン1杯(約2.5〜3g)をIN!

細かい茶葉は中盛り、大きい茶葉は大盛りが目安


❷やかんに汲みたての水道水を入れる

勢いよく入れて、新鮮な空気を含ませると◎

❸水面に5円玉くらいの泡と、波が同時に立つくらいまでボコボコと沸騰させる(95℃)

❹お湯を高所から注ぎ、茶葉を対流=ジャンピングさせる

※蒸らし時間の目安は、細かい茶葉2〜3分、大きい茶葉なら4〜5分。蒸らす間もティーコゼーなどを使って極力温度を下げないように…

❺蒸らした後は濃さが均一になるよう混ぜる

❻茶こしで茶ガラをこしながら、最後の一滴“ベスト・ドロップ”まで抽出!

完成!!

ちなみにミルクティー用のミルクは、低温殺菌牛乳が最適だそう。また牛乳は温めず、冷たいままか常温のものを使いましょう!!

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紅茶のトリビア

その❶ティースプーンとコーヒースプーンの違い

一回り大きい左がティースプーンで、右がコーヒースプーン。取り違えると、適量の湯量がかなり変わってしまうので、美味しい紅茶を淹れるにはまず正しいスプーンを使うことから!

その❷紅茶の種類

⓵ダージリン…紅茶のシャンパンと言われ、ストレートがおすすめ。
⓶ウバ…世界三大銘茶のひとつ、ストレートorミルクティーで。
⓷アールグレイ…中国茶ベース、柑橘類のベルガモット香油で香りづけたもの。ビクトリア時代の宰相であるチャールズ・グレイ伯爵が好んだことからこの名が付いた。