■降雪地域の方に朗報!! アクア初の「E-Four」を設定

ハイブリッドカーを発明したトヨタ。1997年登場の初代プリウスを皮切りに、2000年代以降、北米市場を含めて世界を席巻してきました。日本市場では、プリウスだけでなく、Bセグメントのコンパクトカーであるアクア(海外名プリウスC)もハイブリッドカーの販売を牽引してきました。

トヨタ アクア
2021年7月19日に発表された新型トヨタ・アクア

2014年度の車名別国内新車販売で3連覇を果たすなど、「燃費世界トップ」を武器に圧倒的な強さを発揮してきた時期もあります。SUVブームの中、以前のような勢いは近年なくなっていましたが、ヴィッツに変わってヤリスが大ヒットしているように、新型アクアを待ち望んでいる方も多いはず。

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トヨタ・アクアのフロントマスク

そんな中、2021年7月19日、トヨタは2代目となる新型アクアを発表しました。

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新型アクアのリヤビュー

「TNGA(GA-B)プラットフォーム」を使う新型アクアは、全長4050×全幅1695×全高1485mm。先代は全長4050×全幅1695×1455mmでしたので、全長と全幅は変わらず、全高は30mm高くなっています。新型のホイールベースは2600mmで、先代よりも50mm長くなっています。50mmホイールベースを伸ばしたことで、先代で指摘されることが多かった「後席が狭い」という声に応えています。

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インパネ中央にディスプレイオーディオを配置する

搭載されるパワートレーンは、1.5Lの直列3気筒ガソリンエンジン(1.5Lダイナミックフォースエンジン)で67kW(91PS)/5500rpm、120Nm/3800-4800rpmというスペック。フロントモーターは、59kW(80PS)/141Nm。4WDである「E-Four」に搭載されるリヤモーターの最高出力はグレードにより異なり、「Z」、「G」、「X」が4.7kW(6.4PS)、「B」グレードは3.9kW(5.3PS)。リヤモーターの最大トルクは、52Nm。なお、4WDであるE-Fourはアクア初の設定になり、降雪地域の方には朗報といえるでしょう。

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新型アクアのキャビン

気になる燃費は、1.5Lダイナミックフォースエンジンとアクアに最適化されたハイブリッドシステムにより、最高値35.8km/L(WLTCモード燃費)を記録(Bグレード)。売れ筋になりそうな「Z」と「G」は33.6km/L、「X」は34.6km/L(2WDもE-Fourも同値)。ただし、195/55R16タイヤ(標準は「Z」が185/65R15タイヤ、「G」と「X:が「185/65R15タイヤ」)を履くと、「Z」、「G」、「X」の燃費は30.0km/Lになります。安全面の進化も朗報。最新の「トヨタ・セーフティ・センス」を標準装備。

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「トヨタ・チームメイト・アドバンストパーク」をオプション設定

衝突被害軽減ブレーキ(プリクラッシュセーフティ)は、交差点での右左折時の事故に新たに対応したほか、全車速追従型レーダークルーズコントロール(アダプティブクルーズコントロール)、同一車線内の中央付近を維持する「レーントレーシングアシスト」、ペダル踏み間違い時の急加速を抑制する「プラスサポート」などの最新安全装備が標準化されています。なお、「ブラインドスポットモニター(停車時警報機能付)」、「パーキングブレーキサポート(前後方静止物)」、「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」は、最廉価の「B」には未設定で、それ以外のグレードにセットオプションで設定。

さらに、駐車時におけるステアリング、アクセルとブレーキペダル、シフトチェンジのすべての操作を行う「トヨタ・チームメイト・アドバンストパーク」、従来の前後方向に加えて新たに側方にある静止物に対応し、警報とブレーキ制御で接触支援を回避する「パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)」が全車にオプション設定されています。

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AC100V/1500Wコンセント

そのほか、AC100V/1500Wの非常時給電モードが全車に標準装備され、キャンプや災害時などに「走る電源」として使うことも可能。

気になる価格は「B」の2WD(FF)が198万円、E-Four(4WD)が217万8000円。「X」の2WDが209万円、E-Fourが228万8000円。「G」の2WDが223万円、E-Fourが242万8000円。「Z」の2WDが240万円、E-Fourが259万8000円です。

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新型アクアのラゲッジスペース

(塚田 勝弘)