■初代のDNAを継承し、軽快な走りを追求したミッドシップスポーツカー

2022年10月5日(水)、アルピーヌA110の日本国内で1000台目となる納車式が東京・有明にあるアルピーヌセンター東京有明で行われました。

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オーナーの仲村さんご夫妻とエステバン・オコンさんの記念写真

現行モデルのアルピーヌA110は2017年に発表。そして2018年6月に日本へ導入された2シーターミッドシップスポーツカーです。

アルピーヌA110のボディサイズは全長4,205mm×全幅1,800mm×全高1,250mmと非常にコンパクト。クルマの骨格にあたるプラットフォームとボディには、アルミニウムを96%使用。さらに、リベットと接着と溶接によって接合されたボディの重量は、わずか1,110kgに抑えられているのが特徴です。

前後重量配分を理想的な 44: 56 とすることを実現し、タイヤの接地性に優れるダブルウィッシュボーンサスペンションを採用したシャシーに、ダンバーはダンパー内にセカンダリーダンパーを備えたハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用しています。

外観デザインは、オリジナルアルピーヌA110のDNAを受け継ぎながら、現代的なアレンジが加えられています。インテリアではサベルト製の軽量モノコックバケットシートを採用。熱い走りをしても、体をしっかりとサポートしてくれます。

運転席後方に搭載されたエンジンは、最高出力252psを発生する1.8L直列4気筒ターボ。組み合わされるミッションは、7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、駆動方式はMRです。そして、スポーツカーながらJC08モード燃費は14.1km/Lを実現しているのは素晴らしいところです。

2022年6月にアルピーヌA110はマイナーチェンジを行い、A110、A110GT、A110Sの3グレード体制となりました。A110GTとA110Sには、最高出力は300ps、最大トルクが340Nmにアップしたハイパワーエンジンを搭載しています。また、新たなマルチメディアシステムの採用により、AppleCarPlay、AndroidAutoに対応し、インフォテインメント環境が大きく向上しました。

●1000台目オーナーはクルマ好きのご夫婦

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アルピーヌCEOのロラン・ロッシ氏も駆けつけ、お祝いの言葉を述べた

幸運にも1000台目のアルピーヌA110のオーナーとなったのは、仲村宏さん、貴子さんご夫妻。初代A110と同じ歳という仲村さんは、これまでBMW M3に乗っていたクルマ通の方です。

仲村さんの足元を見ると、クルマの運転しやすそうなシューズを履いています。やはり、クルマに対しての愛情が深いことが伝わってきます。

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仲村さんにサプライズゲストとして、キーを渡すエステバン・オコンさん

数あるスポーツカーの中からアルピーヌA110を選んだ理由は、2シーターというネガな部分もありますが、車両重量の軽さを活かした、シャープで切れ味の鋭い走りを試乗で味わえたことが購入のきっかけだそうです。やはり試乗は大切ということですね。

納車式は、アルピーヌCEOのロラン・ロッシ氏のお祝いの言葉からはじまり、いよいよ愛車とご対面! ということで、エレベーターからブルーアルピーヌMのボディカラーを纏ったアルピーヌA110が登場。

●プレゼンターにルノーF1ドライバー、エステバン・オコン選手が登場!

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キーだけでなく、シンガポールGPで実際に使用したシューズもプレゼント

なんと運転席からキーを持って降りてきたのは、アルピーヌ F1チームのドライバー、エステバン・オコンさんでした。エステバン・オコンさんは仲村さんにクルマとキーとともに、シンガポールGPで実際に使用したレーシングシューズをプレゼントという二重のサプライズ。このサプライズには仲村さんは大喜びでした。

納車式の後は、アルピーヌと現代アートを融合させたプロジェクト「Obvious」の第2弾となる、日本をイメージしたアートグラフィックが施されたA110のアートカーが発表されました。

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アルピーヌA110に日本のサーキットとサクラからインスピレーションを受けたデザインアートを施しています。その姿からは、春の桜並木を駆け抜けるアルピーヌA110の姿が浮かびあがりました。

(文・写真:萩原 文博)