2017年7月にマイナーチェンジを受けたホンダのコンパクトカー・フィット。フィットにはクラッチペダル付きのスポーティモデル、RSもラインアップされています。

RSに搭載されるエンジンは1.5リットルの自然吸気ガソリン4気筒エンジンで、最高出力は135馬力、最大トルクは155Nmを発生します。そのフィーリングはまさにホンダエンジンそのもの。

 

アクセルを踏み込めばレッドゾーンの6800回転まであっという間に吹け上がり、トルクがしっかりしているのは5000回転あたりまでなので、普通に気持ちよく走るには5000回転を目安にシフトアップをしていくといいでしょう。

クラッチペダルは重すぎず軽すぎず、使いやすいものとなっています。ミッションの入り方もスッキリとしています。そしてシフトミスが起きづらい確実なフィーリングを持っています。

ハンドリングはスポーティで素直なものです。コーナーに向けてステアリングをスッと切れば、そのまま素直に向きを変えてくれます。粘り強さを持ちながら、キビキビ感もあって、ワインディングを走っても楽しめることでしょう。

また、3ペダル式のMTですから、クラッチを切って挙動を変えることも可能。サイドブレーキが手引きタイプなので、ジムカーナなどを楽しむこともできそうです。

RSにもホンダセンシングが装備されています。ホンダセンシングは衝突回避ブレーキなどのほかに、クルーズコントロールも含まれています。クラッチ付きのMTでクルーズコントロールを成立させていることも驚きですが、さらにクルーズコントロール中にクラッチ操作を伴うシフトチェンジを行ってもクルーズコントロールは継続されることにはさらなる驚きを覚えました。

例えば先行車が速度を落とし、それに対応して自車が速度を落として再加速が必要な場合に、クラッチ操作を伴うシフトダウンをしても、ACCは解除されずにそのまま加速するのです。

MT車ならではの走りを楽しむことも、長距離ドライブをイージーに楽しむことも出来てしまうコンパクトハッチ、それがフィットRSです。

(諸星陽一)