●トヨタの愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」が正式スタート

最近の自動車業界では、「100年に一度の大変革」、コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化をキーワード化した「CASE」、「MaaS(Mobility as a service)」といった言葉が飛び交っています。

以前お伝えしたように、トヨタは2018年11月に全販売店で全車種併売化するとアナウンス済み。発表当初の2022年〜2025年予定を前倒しして、2020年5月から開始されます。

愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE」もこうした流れに沿うサービスで、トヨタは、2019年3月1日から東京地区で先行トライアルをしていた愛車サブスクリプションサービスの「KINTO ONE」の全国サービスを7月1日より開始しています。

また「KINTO SELECT」はサービス対象地域を拡大し、トライアルが継続されます。なお、KINTOの車種ラインナップは今後順次拡大し、2020年年央までにほぼ全てのTOYOTAブランド車とLEXUSブランド車を追加する予定です。

今回、「KINTO ONE」では車種ラインナップにアクアが追加され、月額料金42,660円(税込)から利用できます。また、雪寒地でより快適に利用できるように、オプションとして4WD設定(アクアを除く)や寒冷地仕様を追加。

さらに、トヨタ車、レクサス車を保有しているファミリーが「KINTO ONE」を新たに契約すると、ギフトカード5万円分が進呈される「家族応援キャンペーン 家族でトヨタ 2台目はKINTOで」も実施。キャンペーン期間は7月1日から9月30日までで、ユーザー獲得に本気といえる内容になっています。

「KINTO ONE」、「KINTO SELECT」は、頭金が不要なことに加え、車両代や任意保険、自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンス(KINTO ONEのみ)がパッケージ化された月額定額サービス。こうしたサービスは、すでに大手カーリースなどが展開していますが、とくに、月額料金に任意保険も含まれているのが特徴。

これにより、若年層のユーザーなど、初めてクルマに乗る人にも優しいサービスといえそう。また、最近の高齢ドライバーの事故報道などもあり、いつまで運転するか悩んでいる人にも「Toyota Safety Sense」や「Lexus Safety System+」などの先進安全装備を採用した新車に乗ることができる利点があるとしています。なお、3年ごとに契約更新の有無を選択できるほか、契約期間中に免許返納等をする場合は、解約金なしで中途解約にも対応。

「CASE」のシェアリングが示しているとおり、自動車業界も数年以上前から「所有からシェア」がキーワードになっています。どんな形であってもユーザーの囲い込みが欠かせない時代になっているのは間違いなさそうです。

(塚田勝弘)