■「サポカーSワイド」対象の国産新車の中からオススメ5台をチョイス

3月9日から申請受付が始まった「サポカー補助金」。これは対歩行者の衝突被害軽減ブレーキそしてペダル踏み間違い急発進抑制装置の2つの運転支援システムを搭載するクルマを購入する満65歳以上の高齢者に対して、新車の場合最大で10万円の購入補助金を支給するというシステムです。

ここでは、2つの運転支援システムを搭載して「サポカーSワイド」に該当する国産新車の中で、満額10万円が補助される取り回ししやすい5ナンバーサイズの登録車の中からオススメの5台を紹介します。

●1台目:トヨタ・ヤリス

補助金該当の国産車02
トヨタヤリスのフロントスタイル

まずはトヨタ・ヤリスです。ヤリスはこれまでヴィッツという名前で販売されていたトヨタのコンパクトカーで、2020年2月に行ったフルモデルチェンジで名前とともにクルマが基礎から一新されています。

トヨタのクルマ構造改革である「TNGA」に基づいて開発されたコンパクトカー向けのプラットフォームやパワートレインを搭載し、コンパクトカーらしい「軽快なハンドリング」「上質な乗り心地」そして「最新の安全・安心技術」を備えた新世代ベーシックカーです。

搭載されているパワートレインは1L直列3気筒エンジン、1.5L直列3気筒ガソリンエンジンそして1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッドシステムの3種類。組み合わされるミッションはCVTを中心に1.5Lガソリン車には6速MTも用意されています。

駆動方式はFFを中心に、1.5LガソリンのCVT車とハイブリッド車に4WDを設定。燃費性能はハイブリッド車がWLTCモードで36.0km/Lという優れた燃費性能を発揮します。

サポカー補助金で満額10万円の対象となるのは、CVT車に10万100円(税込)のオプションで設定されているパーキングサポートブレーキ装着車となっています。補助金でちょうどこのオプション代は相殺されるということです。トヨタ・ヤリスの価格帯は139万5000円〜249万3000円です。

●2台目:ホンダ・フィット

補助金該当の国産車03
ホンダフィットのフロントスタイル

続いてはこちらも2020年2月にフルモデルチェンジを行ったホンダ・フィットです。歴代モデルが築き上げた優れた性能・機能をベースに数値では表せない「心地良さ」を提案した意欲作となっています。

4代目となる現行型フィットはベーシック、ホーム、ネス、クロスター、リュクスというライフスタイルに合わせた5つのタイプを設定。SUVテイストのクロスターだけは3ナンバー車となりますが、そのほかは従来どおり5ナンバー車となっています。

搭載するパワートレインは1.3L直列4気筒i-VTECエンジンとe:HEV(イー・エッチイーブイ)と呼ばれる1.5Lガソリンエンジン+2モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種類。組み合わされるミッションはCVTで、駆動方式は全車2WDと4WDを用意。燃費性能はe:HEVのホームがWLTCモードで28.8km/Lを実現しています。

全車に先進の運転支援システム、ホンダセンシングを標準装備し、11の機能でドライバーをサポートしてくれます。フットの車両本体価格は155万7600円〜253万6600円です。

●3台目:マツダ2

マツダが製造、販売しているクルマの中で、最もコンパクトなサイズがマツダ2です。マツダ2は2019年9月に登場しましたが、元々は2014年に登場したデミオに改良を加えるとともに、ネーミングもグローバル仕様と統一しました。

補助金該当の国産車03
マツダ2のフロントスタイル

2019年9月の改良で内外装を変更するとともに、シートやサスペンションなどに新世代商品で採用されている車両構造技術「スカイアクティブ・ビークル・アーキテクチャ」を採用。

さらに、運転支援システムでは「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」に全車速追従機能を装着したほか、ヘッドライトのLEDユニットの20分割化によって夜間視認性を向上させた「アダプティブ・LED・ヘッドライト」を設定するなど安心・安全をサポートする機能を充実させました。

マツダ2に搭載されるエンジンは1.5L直列4気筒ガソリンエンジンと1.5L直列4気筒ディーゼルターボの2種類。組み合わされるミッションは6速MTと6速ATとなっています。駆動方式は2WDを中心にAT車に4WDを設定し、燃費性能はWTLCモード燃費で、17.2〜25.2km/Lとなっています。

コンパクトカーながら、本革シートを設定したグレードを用意するなど上質感を追求したマツダ2の車両本体価格は、154万4400円〜261万9000円となっています。

●4台目:ダイハツ・ロッキー/トヨタ・ライズ

補助金該当の国産車05
ダイハツ・ロッキーのフロントスタイル

SUVはボディサイズが大きい!価格が高い!というこれまでの常識を壊したのが、2019年11月に登場したダイハツ・ロッキーです。

ダイハツ・ロッキーそしてOEM供給されているトヨタ・ライズは、全長4m以下という取り回しのより5ナンバーサイズながら、大人5人が乗れる居住空間そして369Lというラゲージスペースを確保した優れたパッケージングが特徴です。

ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA」に基づいて開発され、フラットな乗り心地と高い操縦安定性というクルマの基本性能に加えて、「次世代スマートアシスト」と呼ばれる運転支援システム。そして「ダイハツコネクト」というスマートフォンと連携したコネクト機能を装備しています。

搭載されているエンジンは1L直列3気筒ターボで、組み合わされるミッションはCVTのみです。駆動方式は2WDと4WDを用意し、燃費性能はWLTCモードで18.6km/Lを実現しています。ロッキーの車両本体価格は170万5000円〜242万2200円です。

●5台目:スズキ・クロスビー

補助金該当の国産車06
スズキクロスビーのフロントスタイル

最後に紹介するのは、広い室内空間が特徴のハイトワゴンとSUVのクロスオーバーモデルであるスズキ・クロスビーです。

2017年12月に登場したクロスビーは、広く実用的な室内空間、個性的で愛着がわくデザイン、そして雪道やラフロードなどで発揮される走破性という様々な機能を融合させた新感覚のクロスオーバーワゴンです。

クロスビーはスズキの予防安全技術である「スズキ セーフティサポート」を採用し、衝突被害軽減ブレーキの「デュアルセンサーブレーキサポート(DSBS)を核とする運転支援システムが充実しています。

搭載されているエンジンは1L直列3気筒ターボでモーターアシスト機能を搭載。ミッションは6速ATが組み合わされ、燃費性能はJC08モード燃費で、20.6〜22.0km/Lを実現しています。

駆動方式は2WDと4WDが全車に用意され、4WD車には滑りやすい路面でのタイヤの空転を抑える「スノーモード」や「グリップコントロール」などを装備しています。

キュートな見た目とは裏腹に高い悪路走破性を兼ね備えたクロスビーの車両本体価格は179万8500円〜218万5700円となっています。

高齢者向けということで、あえて5ナンバーサイズに絞って紹介してみました。気に入ったクルマはあったでしょうか。

(萩原文博)