■オーナーの使用度を満足させるには?

●環境にも優しいけど肉食系な走りもできるのがRAV4 PHV

満を持していよいよ登場したトヨタRAV4プラグインハイブリッド(PHV)。発売に先駆けプロトタイプに試乗した国際モータージャーナリスト・清水和夫さんは、思わず「想定外の良さにビックリ!」したといいます。

今回は、前回の試乗インプレッションに続き、清水和夫さんが開発陣に鋭くインタビューを決行した模様を動画でお届けします。

お話を伺ったのは、開発担当・製品企画本部ZD主査:安部朋彦さんと、システム担当・先進技術統括部 電動パワトレ開発統括室 グループ長:冨田 誠さん。では、いってみましょう!

清水和夫のインタビュー
清水和夫(左)のインタビュースタート! お話を伺ったのは、開発担当・製品企画本部ZD主査:安部朋彦さん(中)と、システム担当・先進技術統括部 電動パワトレ開発統括室 グループ長:冨田 誠さん(右)。

●知的な好奇心をくすぐるRAV4 PHVの最新技術

清水:開発責任者の安部さん、システム開発の冨田さん、よろしくお願いいたします! 先程サクッと乗らせていただきましたが、第一印象…想定外!

安部・冨田:(ドキッ…どっちに想定外?[汗])ありがとうございます!

RAV4 PHVのカットモデル
RAV4 PHVのカットモデルを前に、清水和夫さんが開発者へインタビュー!

清水:プラグインは欧州メーカーが一生懸命やっていますが、日本はストロングハイブリッドのTHS(トヨタハイブリッドシステム)が非常に強いでしょ? ドライバビリティも実燃費も。
これ以上のものがあるのか?と思っていたところに、2019年のLAショーに登場し、その数字を聞いてビックリ! 約300ps、0-100km/h=5秒台! それを今日、サーキットで乗れるということでスーパーSUVに期待があったんですが、想定外な実際の走りでした。
静かでモーターの力をウンと使うと、バッテリーの電気がたくさんあって…クルマって変わるんですね!

安部:従来あったHVの良さを更に大きな電気を積むということで、より生かすということがコンセプトにありました。

カットモデルのエンジン
カットモデルに搭載される2.5L高速燃焼のRAV4 PHVエンジン。

清水:もともとトヨタはプリウスでPHVを2世代に渡ってやってきたわけですが、リチウムイオンバッテリーって重いし、値段は高いし、EV距離を伸ばすにはたくさん載せないといけないし…。
解けない方程式の中に入り込んでしまう迷路のような世界ですが、そのへんどういう風に割り切ってこのPHV、EV距離100kmが可能だということですが、どういう風に考えられたのでしょうか?

試乗する清水和夫さん
肉食系RAV4 PHVを体感した清水和夫さん。

安部:その方程式、おそらく答えはコレだとは思っていなくて、ひとつの答えが18.1kgという電池容量だと思っています。EV航続距離と動力性能、重量などのバランスを考えた時に、これくらいの電池容量であればお客様の日常使いの仮定を満足できるだろう…ということでこの電池容量を選んだということがあります。

インタビューする清水和夫さん
清水和夫さんの鋭い突っ込みに、開発の安部さん、冨田さんが丁寧にお応えいただきました。

清水:聞くところによると、国産のバッテリーメーカーと共同開発した新しいタイプのリチウムイオンバッテリーだと。海外のPHVはEVみたいなバッテリーを積んでいるのもありますが、そこはなるべく少なくして無駄に重くしないように、『電費』みたいな効率を上げる…、その見えないようなところにご苦労があったかと思います。

冷却システム
複雑かつ効率のいい冷却システム。

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システム設計側からの苦労、インバーターや大容量モーター、なぜ急速充電を採用しなかったのか、冷却システム、カットモデルを使っての突っ込み…etc.、まだまだ続く清水さんならではの鋭いインタビューは動画をチェック!

(インタビュアー:清水和夫/動画:StartYourEnginesX)/文:永光 やすの)